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2018-10-26
ロータリーの社会人交換プログラムのGSEの委員長を
私が拝命した2011年の4月、日本のGSEチーム5人が
1か月アメリカ・サウスカロライナ州へ派遣されました。
そのメンバーの一人がホームステイした地元のロータリアン
ご夫妻が今月来日し、私が一日都内を案内することに。
今まで何度が外国人を案内して評判が良かった所は
車の渋滞や雑踏という東京のイメージからほど遠い
広々と緑に包まれている場所、明治神宮と皇居です。
横浜に泊っているご夫妻と明治神宮前駅で待ち合わせ
上に出て神宮橋を渡るとまず鳥居が見えてきますが
同時に目に入ったのが左側の「杜のテラス」というカフェ。
2,3年行かないうちにこのような建物ができていました。
明治天皇と皇太后の神霊をお祀りする目的で1920年に
完成した明治神宮は、実は人工的な森で全国から献木され
植栽された10万本が、100年経ってこのような欝蒼とした
森になったことは意外と知られてないかもしれません。
近くで昼食を取って皇居へ向かったのですが原宿駅は
オリンピックに向けた改修工事が既に始まり、1924年に
できた都内最古の木造駅が間もなく姿を消すのはとても残念です。
竹橋駅で降りて北桔橋門から皇居の東御苑へ。江戸城の
天守閣は1657年の大火で焼失し現在は石垣のみですが
そこから望む広大な芝生はやはり大火で消失した本丸御殿跡。
広い馬場や皇族の住居があった場所が整備され東御苑として
公開されたのが1968年、ちょうど50年前でした。
私たちは大手門を出てお濠端を歩き、和田倉噴水公園のカフェで
ひと休み。現天皇陛下のご成婚記念でできたこの噴水は、さらに
皇太子のご結婚を機に再整備され、平成7年に完成したものです。
このあとご夫妻は東南アジアのクルージングの旅へ。
その途中“Our walk with you in Tokyo was perfect”という
お礼のメールが我が家に届きました。
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ページ作成日 2018-10-26
2018-09-26
パリ2日目は留学生のための施設、パリ国際学生都市
にあるコルビュジエのブラジル学生会館から。
1959年の完成、近くで見るとバルコニー手摺の有孔
コンクリート板やカラフルな界壁がモダンなファサードを
構成しています。エントランス内部も、コンクリート打放しの
天井と原色のガラス、石張りの床が今見ても新鮮に映ります。
さてそのあと久しぶりにルーブル美術館へ。最後に
行ったのは1988年で、ガラスのピラミッドの工事中でした。
驚いたのは地下の広大な駐車場と、入口付近にできた
ブランドショップです!外貨を稼ぐには格好の場所ですが・・・
中央広場のガラス天井の下には黄金のオブジェが高々と
展示され、説明書きを見ると日本の現代芸術家の作品です!
中に入り、丸い天窓の下にあるサモトラケのニケが人々の
頭越しに現れたとき、ああルーブルに来たなと実感しました。
時間の関係でレオナルドダヴィンチなど代表的な絵画と
ミケランジェロの彫刻など、ポイントのみ1時間で見て回る
慌ただしさ。次回は中庭などもゆっくり歩きたいものです。
そのあと地下鉄で建築・文化財博物館へ。この目的は
1952年コルビュジエが設計したマルセイユの集合住宅
ユニテ・ダビタシオンの実物大模型を見ること。バルコニー
の手摺などはブラジル学生会館と共通する仕上げでした。
最終日は何人かでエッフェル塔の前から水上バスに乗り
セーヌ川を下ってノートルダム寺院前で下船し、13世紀に
建てられたゴシック建築の教会、サント・シャペルへ行き
素晴らしいステンドグラスを見学しました。
パリには3泊したものの、オルセーやオランジェリーなどの
美術館、ジャンヌレ邸ほかいくつかあるコルビュジエの作品
マドレーヌ教会やパリ市庁舎など見逃した建物は数多くあり
この次の訪問リストに書き留めておきます。
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ページ作成日 2018-09-26
2018-09-25
パリの初日はポンピドーセンターから。1977年にまだ
無名だったリチャード・ロジャースとレンゾ・ピアノの設計。
完成時に起こった賛否両論は、かつてのエッフェル塔のように
築後40年の現在、パリ市民はこの建物に肯定的と聞きました。
2014年完成のフランク・ゲーリーのルイ・ヴィトン財団
美術館は、今回の視察で最も新しい建物です。当初1億ユーロ
だった建築予算が5億ユーロかかったそうで、収蔵品もあるようですが
独特の曲線の構造体やこの存在自体が美術品ということでしょう。
パリの郊外にあるコルビュジエの代表作の一つサヴォア邸は
私は二度目の見学です。1931年の完成で、当時の敷地は今の
7倍あったとのこと!彼が唱えるピロティ、屋上庭園、水平連続窓
などの「近代建築の5原則」はすべて盛り込まれていて、90年近く
たった今でも未来を感じさせる建物です。
夕刻、コルビュジエのやはり代表作の一つロンシャン礼拝堂を
見るためTGVに乗車、約1時間半で宿泊地ストラスブールへ。
翌日現地へ向かうと小高い丘の上に建物の一部が見えてきました。
ストラスブールの街
大きな弧を描くコンクリートの屋根が特徴的で、それまでの
モダンデザインとは明らかに違う原始的ともいえる建物です。
中に入ると様々な形の窓からの自然光が差し込み、幸運にも
ちょうど日曜日の礼拝に立ち会うことができました。
2011年に完成したビジターセンター、及び修道院はレンゾ・
ピアノの設計で横長の建物は半分土に埋まり、全体の景観を
極力壊さないよう配置されていました。サヴォア邸もそうですが
広大な敷地に建つ独特な建物のフォルムが、周囲の自然ととても
調和しているよう感じるのは、コルビュジエの力なのでしょう。
ビジターセンター
パリに戻る途中、ロレーヌ地方の中心都市ナンシーへ。
ここはドイツと争奪戦が繰り返された地で、私たちは1700年代
中頃にできたスタニスラス広場の周辺を散策しましたが、小都市に
これだけ広大な広場があるのは驚きで、日本の街とは根本から
全く違うということを感じました。
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ページ作成日 2018-09-25
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