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2020-08-15
昨年の正月、神宮外苑にある明治記念館で行われた
賀詞交換会に出席した帰り道、周りを散歩すると近くの
新国立競技場は完成間近で、向かいはホテルが建設中でした。
オリンピックは延期、この夏休みも遠出はできないので
神宮外苑を散策してあのホテルに泊ってみようと考えました。
チェックインすると部屋のベランダの目の前に競技場が!
さらに屋上のルーフテラスからは全景が眼下に広がります。
部屋の中より
屋上テラスより
神宮・絵画館の見学がメインの目的。銀杏並木の一番奥の
この建物は、私にとって神宮外苑の風景の一部になっていて
いつも前を通過するだけで、見学できることを始めて知りました。
神宮外苑ができたのは大正15年。明治天皇と皇后の遺徳を
後世に伝えることがその目的で、全国民の寄付と勤労奉仕
によって完成され、明治神宮に奉献されたとのこと。
絵画館の正式名称は「聖徳記念絵画館」。神宮外苑には
野球場等もありますが、建設主旨からして絵画館が外苑の
中心的存在で、青山通り側の銀杏並木から絵画館を見た時
実際より遠く見えるよう、建物近くは低い木が植えられたとか。
設計は公開コンペで、大蔵省の技師の案が1等になりました。
大きな中央部から左右対称に低層部が広がるデザインは
国会議事堂によく似ていますが、議事堂の完成は昭和10年で
絵画館の方がそれより10年以上早くできているのです。
中に入ると中央ホールの荘重なデザインと27mという天井高に
驚かされます。絵画は嘉永5年の明治天皇の生誕から大正元年の
大喪の儀までの史実が80枚に描かれ、明治時代の歴史を振り返る
と共に大正期の素晴らしい建造物にも触れて、戸外の猛暑もひと時
忘れることができました。
ガイドブックより
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ページ作成日 2020-08-15
2020-07-30
約40年前閉園した多摩川園のことを前回書きましたが
この遊園地に行って遊んだ帰り、何回かに1度は親が
東横線で渋谷まで食事に連れて行ってくれました。
場所は東横デパートの大食堂と、もう一つはセンター街
の中にあった「渋谷食堂」。3階建てくらいで各フロアが
違う種類のレストランだったのを覚えています。
今までこのことを人に聞いても知っている人がいないので
ネットで検索してみると、さすがに場所が分かりました。
それは渋谷西武の並び、ロフトの向かいのビルで
その地下一階の中華“白凰”とイタリアンの“Ventuno Tokyo”が
私の知る「渋谷食堂」を継承していたのです。
先日都内に出た折りにイタリアンの方へ立ち寄りました。
小さい時の経験をスタッフに話すと、閉まっていた扉を開けて
別の部屋を見せてくれ、そこには昔の写真が掛けてありました。
さらに事務所から年配の人が出てきて、頂いた名刺を見ると
宮川さんという監査役。昭和42年に就職し、一時会社が九州まで
出店したときはそのお店にも勤務した、と話してくれたうえ
会社の歴史を綴ったファイルを見せてくれました。
創業者、高木三九郎が一旗揚げようと新潟から出てきて
この地に開業したのが昭和元年。その後、1年に1店舗の
ペースで出店したのが戦争に遭遇して終戦後は8人で再スタート。
私が記憶している建物は昭和32年に完成したもので
10年後には建て替えられて「万葉会館」という名前に。
さらに平成10年に今の建物に改築され、平成14年には
宮川さんが4代目の社長に就任したことが載っていました。
この秋、ビルにはIKEAが入るとのことで、私の記憶にあった
「渋谷食堂」は貸しビル業としても渋谷に名を遺すことでしょう。
テーマ名
ページ作成日 2020-07-30
2020-06-29
東横線で多摩川を渡ると「多摩川駅」。旧名称は
「多摩川園前駅」。駅前に1925年に開園した遊園地が
あったからです。親によく連れられて来た多摩川園の
1979年の閉園の日、私は最後の様子を写真に収めました。
その後できた高級テニスクラブはバブル崩壊後の2000年
に閉園。住宅としては素晴らしい立地なので、その後どんな
開発がされるのか電車でこの駅を通るたびに気になって
いましたが、意外にも最終的に2008年、大田区立の公園に。
名称は「田園調布せせらぎ公園」このことを知ったのは最近の
ことで遅ればせながら初訪問。高台の住宅地側の入口から入ると
運動場があり子供たちがサッカーに興じていました。ここは確か
遊園地からリフトで上がれた広場だったところです。
駅方向に下りる途中に小さな滝が…。「東京名湧水57選」
の表示がありうまく高低差を活かして造園したのでしょう。
テニスのクラブハウスだったところは休憩所となり、
その前面は湧水を利用した和風の庭園になっていました。
せせらぎ公園を後にして駅の反対側の「多摩川台公園」へ。
区立の公園になったのは1975年、春は桜の名所としても知られ
当社でも以前ここでお花見をしたことがありました。
今の季節はアジサイ。特に入口から階段を上がったあたりが
見事で、これだけの数のアジサイを一度に見たのは初めてかも。
その先には水生植物園(浄水場跡)があり、親子連れが
池一面に広がったスイレンを楽しんでいました。
ここは武蔵野台地の最南端に位置し、亀甲山古墳ほか
8基の古墳群も見られます。このように駅の両サイドで史跡と
自然を楽しめるところは、私の知る限りほかにありません。
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ページ作成日 2020-06-29
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