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2022-01-29
当社ではこの度、大きな規模の9階建ての物件を
受注しました。1,2階は店舗、その上は賃貸住宅です。
構造はRC造で外部仕上げはコンクリート打ち放し。
受注建物の模型
建築主は設計者と、丹下健三設計の東京カテドラルや
安藤忠雄が設計した仙川の一連のコンクリート打ち放しの
建物を見学したというので現場担当者と現地を確信しました。
私は丹下健三の東京カテドラルは本では見ていても実物は
初めてでした。まず都心にありながら敷地の広さにビックリ!
駐車場も50台くらいはOKで、あとで地図を見ると面積は
10,000㎡(約3,000坪)を超えているのでは?
1899年に建てられた木造ゴシック式の聖堂が1945年の空襲で
焼失し、経済的理由で再建されなかったのが1962年に、前川國男
谷口吉郎、丹下健三という凄いメンバーによるコンペで丹下案が当選
1964年に完成しました。外装は8面の金属板からなり真上から見ると
大きな十字架を形づくるというのはとてもユニークです。
内部に入ると想像以上に広く床は大理石張りで、大空間を斜めに
切り取る天井は全て打ち放しのコンクリートで60年の歳月を経て
黒ずんでいます。明と暗、白と黒、そして大理石とコンクリート
の対比…。建築主はこの迫力に感銘を受けたようです。
一番奥の大きな十字架の下には横長の大理石を数段重ねた上に
長い祭壇があります。これはキリストの最後の晩餐の食卓を
かたどっているとのこと。照明はこの上にある2つのライトだけ。
そして出口に向かおうとしたとき“ピエタ像”があるのを発見!
ミケランジェロ作の本物はローマのサンピエトロ寺院にあります。
私はキリスト教信者ではありませんが、この像を見ると遠いバチカン
とミケランジェロの天才が思い出され何か敬虔な気持になります。
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ページ作成日 2022-01-29
2021-12-28
テレビ番組で「谷口ジロー展」を見たのがきっかけで
開催中の世田谷文学館を訪れました。私は漫画に疎いのですが、
彼の作品は日本ならずヨーロッパでの評価が高く、
2010年には原作がフランスで映画化されたそうです。
駐車場から建物に向かうと細い鉄骨がむき出しのモダンな
カーテンウォールの外観が見えてきましたが、と同時に
手前には和風の高い塀と大きな門、蔵が現れました。
そして建物を入ると大きなガラス面から錦鯉が泳ぐ池と
和風庭園が目の前に広がっていて、これが文学館の敷地内か
あるいは隣の建物の敷地の一部なのか不思議な感じです。
調べると柳田邦男、北原白秋など文学者にゆかりのある
世田谷区に総合文学館をという声が約30年前に起ったのですが
土地の確保が困難で、化粧品メーカーのウテナの創業者の邸宅
跡地の一部にウテナが建物を建て、世田谷区が借りる形で
1995年に文学館が開館、7年後に世田谷区が買い取ったのです。
近くには芦花公園があり足を延ばすことに。ここは蘆花恒春園
とも呼ばれ明治の文豪、徳富蘆花の旧宅が1936年に東京市に
寄付され、公園として整備され一般公開されました。
驚いたのは蘆花夫妻が暮らしていた明治時代に建てられた住居、
秋水書院と梅花書屋が現存していて中を見学できることです。
さらにグランマ・モーゼス展」が世田谷美術館で開催されて
いることを知り、帰り路に立ち寄りました。外壁のライト風の
石の装飾やトラス状の三角形の柱など建築デザインを私はとても
気に入りました。調べると設計は内井昭蔵で、彼の代表作の一つ
のようです。(偶然亡父の書棚から彼の特集の雑誌を見つけました!)
昭和56年刊「新建築」別冊
ここはせっかく砧公園の中にあるのですが、美術館を出ると
もう日は暮れかけ、広大な園内の散歩は次の機会の楽しみに。
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ページ作成日 2021-12-28
2021-11-16
先日の日曜日、二つのイベントがありました。
まず川崎駅前のミューザ川崎の展示室で行われた
障がい者のアートが展示された「Colorsかわさき展」。
以前福田市長が来場したとき、「この絵は買えないの?」
と発言したことから入札制で購入できることになりました。
私は一昨年初めてこのアート展を知り入札に参加して
8枚を落札し、昨年は6枚を落札したのです!
大平さんと(昨年の展示会)
アートディレクターの大平さんは「studio FLAT」というNPOを
立ち上げ、アトリエをオープンして障がい者の創作活動の指導を
行っています。私は会場にいた作家から挨拶され、彼女の作品を
私が昨年購入したことが分かると、とても喜ばれました。
作家のChisatoさんと
昨年購入したアート
今年出展した作品
そのあと無印良品でのイベントに向かうため川崎から
JRで有楽町へ。中央口を降り、駅前広場から交通会館と
マルイの間の並木道から外堀通りを渡るともう銀座3丁目。
ユニクロビルの裏、並木通りに無印良品はありました。
この銀座店は一昨年オープンした無印良品の“旗艦店” で
6階以上が約80室の直営ホテルというのもユニークですが
入口正面に“衣類回収BOX”が置いてあったのはさすが!
4階のコーナーでは土日の4回「絵本と歌と工作で遊ぼう」
という催しが行われ、“中原工房”が協力しました。
まず「音の教室カリオン」主宰の平松さんが絵本紹介と
コンサートを担当。彼女はオリジナル音楽絵本「まこちゃんの
ドロップス」を4年前に出版、当社では「クラベス」という
木製楽器の制作や、スタジオの内装工事など協力しています。
クラベス
バードコール
コンサートのあと子供たちは、当社スタッフの指導のもと
「バードコール」という鳥の鳴き声が出る楽器のワークショップを
楽しんでいました。たぶんスタッフの“銀座出張”は初めて…。
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ページ作成日 2021-11-16
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