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2022-12-24
年末の1日はアートと音楽で!
“アーティゾン美術館“に一度来たいという思いが果たせました。
これは“ブリヂストン美術館”が建替えられ名前が変わったのです。
東京駅八重洲口から徒歩5分以内という好立地。ブリヂストン
タイヤは1931年、福岡の久留米で石橋正二郎により創業され、
1951年には東京・京橋にブリヂストンビルが竣工。
印象派などの絵画を収集していた正二郎は、新本社の
フロアに美術館を開館しました。これはアメリカの各都市で
美術館を巡ったことがヒントになり、個人で所蔵するよりも
公開して人々に希望と潤いを与えたいと思ったそうです。
この日の「パリ・オペラ座」展ではこの劇場に関する絵画など
様々な作品が展示されていましたがほぼ写真撮影は禁止。
それに比べて美術館の所蔵作品は撮影OK。ルノアール、モネ、
セザンヌからピカソまで世界の名画がいつでも見られるのです!
その後、小林研一郎指揮のベートーヴェンの「第九」を聴くため
サントリーホールへ。この合唱には知人が出演しているのです。
すり鉢型のホールの私たちの席はオーケストラを真横から
見られる絶好の位置。
指揮 小林研一郎
4人のソリスト
まず第1楽章冒頭のティンパニー連打の迫力は腰を抜かさん
ばかり!音楽全体が立体的で全身が包み込まれる感じで、
終わりに近づきこの演奏がいつまでも終わらないで…という
叶わない願いで頭の中がいっぱいに…。
終了後もホールを立ち去り難く何度も振返りながら帰途につきました。
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ページ作成日 2022-12-24
2022-11-19
先週、2つの都内の美術館を見学しました。
まず目黒の東京都庭園美術館。これはある会社が企画した
社長交流会で夕刻に現地に集まり、懇親会が終了後に。
この本館は1933年に朝香宮邸として建てられました。
朝香宮は旧皇族で妃は明治天皇の皇女。フランス滞在時に
パリ万博を見学した際、アール・デコ様式に触れて強い関心
を持ち、完成した邸宅は日本の代表的なアール・デコ建築に。
戦後は政府が借り受け、外務大臣公邸として使用されたあと
1950年に西武鉄道、その後1983年に東京都に売却され、
都立美術館としてこの建物が公開されるに至ったのは幸運です!
その翌日は上野の国立西洋美術館へ。目的は開催中の
ピカソ展の鑑賞です。これはベルリンの国立美術館の
コレクションで、ピカソ以外に私の好きなマティスも。
開館は1959年、設計者はあのル・コルビュジエです!
ここの所蔵作品の元となったのは「松方コレクション」。
実業家・松方幸次郎は1916年に商用でヨーロッパを訪れた際
美術品の収集を始め、驚くことに一時は浮世絵が8000点、
西洋美術を3000点所有していたと言われています。
戦後パリにあった400点の作品は敵国財産として没収されたが
1951年の講和会議で吉田茂首相が交渉して返還されることに。
但し条件付きで「この文化財を展示するための専用美術館で保管
する」こと。フランスから国立博物館長が来日して上野に創るべき、
と意見して決まったそうです。
今回見学して嬉しかったのは大半のアートが写真撮影可能だった
ことです。庭園美術館は反対にほとんどの館内が撮影禁止。
欧米ではルーブルを始め個人美術館以外はまず撮影OKなので
やっと日本もその方向になってきたのであれば良いのですが。
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ページ作成日 2022-11-19
2022-10-07
先日、新聞の書評に「世界は五反田から始まった」
という本が紹介されていたので早速購入しました。
東京で「五反田」というと、決してメジャーではない
響きですが、私には特別に感じるところがありました。
かつて五反田駅のホームから見える建物の一室に
当社は昭和52年に東京営業所を設置したのです。
戦前に西五反田の氷川神社の社殿を施工したご縁で
氏子総代さんの住宅や幼稚園、ビルを建築した実績があり
さらに開拓しようと五反田にも営業所を設置したのでした。
氷 川 神 社
さて我が家はいま改築中で、床に敷くカーペットの
メーカーを東リに決め、そのショールームを探すと東京
デザインセンターという五反田駅東口のビルの中。
ビルの入口に立つと階段の上は5層の吹抜け空間という
斬新なもので設計はイタリアのデザイナー、マリオ・
ベリーニ。当家にある革製の椅子と同じデザイナーです!
東京デザインセンター
カーペットのサンプルをいくつか抱え、帰りに元の東京営業所
の建物がまだあるかどうか見たくなり西口へ。そこには私の記憶
にある11階建てのビルが、昔の姿をホーム脇に留めていました。
私が初めて東京営業所に行ったのは昭和55年で、いまだに
駅前の雰囲気がそのまま残されている一方、一昨年久しぶりに
お客さんを訪ねて隣の大崎駅で降りたら、再開発で駅前が
一新され全く昔の面影がなかったのと対照的です。
大 崎 駅 前
五反田でもう一つ訪ねたかったのは、西口から少し離れた
「海喜館」という旅館。実は15,6年前に建替えの営業に行った
ことがあったので、4年前この土地を巡って積水ハウスが
地面師に55億円を騙し取られたという報道にビックリ!
現地へ行くと旅館は解体され、分譲マンションの工事中。
五反田界隈はこれから変わっていくのかもしれません。
旧・海喜館
来年解体予定?の西五反田TOCビル
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ページ作成日 2022-10-07
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