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2019-11-06
先週の土曜日、中原工房で「建築資材おとく市」が
開かれました。これらの端材は現場と協力会社からの提供です。
昨年1回目を行ったときは、出品材が少なくて
木材などはすぐ売り切れになったので、今年はある程度の
量を揃えたのですが、とても良く売れました。
中にはご夫婦でフローリングを3箱買った方がいて
何に使うのかすぐには想像できません。DIYが日本に
本当に根付くのはまだ先と思われますが、この売れ行き
を見ていると確実に進んでいることを実感します。
木材に比べるとビニールクロスやCFシート、コンクリート
ブロックなどは今一つでした。やはりまだDIYでは扱いにくい
品物なのだと思います。
中原工房のスタジオでは、お子さん向けの「万年カレンダー」
のワークショップが参加費500円で開かれ、用意した30個分が
売り切れてしまいました。これはお手伝いに来た学生の
アイデアで、一つで年間カレンダーとして利用できるものです。
またプランニングスタジオでは地元主婦グループが「MONOMONO
ワークショップ」を開催、自ら作った小物の販売や、ドライフラワー
をオイルに浸すハーバリウムのワークショップを行いました。
イートインコーナーも設け、出張カフェや地元で評判の
パン屋さん5店舗から色々なタイプのパンを仕入れて販売。
この催しはチャリティを兼ね、不動産部の管理物件の清掃を
お願している障害者支援のNPOアシストに売上を寄付しますが、
施設長の小谷さんも来場、当社が依頼している物件はもうすぐ
100棟になると聞かされて驚きました!
テーマ名
ページ作成日 2019-11-06
2019-10-19
京都の二日目、台風が日本に上陸した日に私たちは
「俵屋」を跡にして次の宿、ホテルオークラ神戸に向かい
風雨が収まるのを待ちました。ここのロビーは東京の
オークラの意匠のイメージをそのまま受け継いでいました。
俵 屋
ホテルオークラ神戸
ホテルオークラ東京
神戸の宿泊は、翌日ライトが設計した芦屋の旧山邑邸
(現ヨドコウ迎賓館)を見学するためです。
8月にやはりライト設計の自由学園を見学したとき
想像を超えて原型を保って保存されていることに
感銘を受け、もう一つ国内で現存しているライト設計の
住宅を見てみたかったのです。
六甲山系の山裾に1924年に山邑家の別邸として完成
したこの洋館は、戦後一時進駐軍の社交場としても
使われ、1947年淀川製鋼所の所有になり、1974年には
国の重要文化財に指定されました。
阪急の芦屋川駅に着くとホームから、こんもりとした
木々の中に邸宅の一部が見えます。「ライト坂」を上がり、
邸内に入るとまず建物の南端、玄関の車寄せ部分に着きます。
帝国ホテルと同様に幾何学的な彫刻を施した大谷石を
ふんだんに使い、独特の雰囲気を醸し出しています。
その上は応接室で、両側に大きな開口部を持つ左右対称の
デザインでした。3階の和室の間は実施設計の時にライトの
弟子、遠藤新が施主の要望を入れたようです。
4階の食堂から広いバルコニーへ出ると街が一望でき
振り向くと目に飛び込む大谷石を用いた開口部とその上の
ドームの造形は、この建物の大きな魅力に感じました。
この後、計画になかった近くにある滴翠美術館に寄った際、
室内から旧山邑邸の西側立面が見えたのは幸運でした。
滴翠美術館入口
テーマ名
ページ作成日 2019-10-19
2019-10-18
2年前に桂離宮を訪れた時、京都のもう一つの
宮内庁管轄の建物、修学院離宮をいつか見たいと
思いましたが、この度見学が実現しました。
3か月前の予約で取れたのが先週金曜日の午後3時。
昼過ぎに京都に着き、荷物をこの日の宿の俵屋に置いて
地下鉄で国際会館まで行き、バスに乗り換えて現地へ。
3時の参加者15,6人はまず事務所で解説を聞きました。
元々ここには10世紀に修学院というお寺があったが
17世紀に後水尾上皇により造営された山荘です。
敷地は約54万㎡と桂離宮の8倍あり、下、中、上の
3つの離宮が点在しています。まず入り口から近い
下離宮へ。ここには寿月観という数寄屋造りの建物があり、
屋根はこけら葺き、雨音対策もあったようです。
中離宮へは赤松が両側に植えられた道を行きますが
道の左右は水田で、右手には遠く京都市街を望めます。
中離宮には2つの建物があり客殿の方の中央にある豪華な
霞棚という違い棚は「天下の三大名棚」の一つとのこと。
ここは標高100mで、150mの上離宮まで坂道を上ります。
頂上の隣雲亭に着くと眼下に浴龍池と背景の山々が望めて
紅葉の時期にはさぞ素晴らしかろう、と想像されます。
池の淵まで降りて楓橋を渡って中島へ。窮邃亭という
茶屋を見ながら土橋を渡り池の周りをぐるっと回って
松並木の小道を下離宮方向へ戻りました。
京都市内の喧騒を離れて、広大な敷地の中の3つの離宮と
浴龍池の周りの雅やかな風情、一見の価値は十分ありました。
テーマ名
ページ作成日 2019-10-18
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