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2018-08-16
夏休みに入ってからどこかで美味しいものを
ということで渋谷区松濤の「シェ松尾」でランチを
取りました。家内の少し早い誕生祝も兼ねて・・・
井の頭線で渋谷の次の神泉駅から歩いて5,6分、高級
住宅街の真ん中に位置するイギリス人の設計による邸宅を
レストランに改装し、昭和55年にオープン。もともとが
洋館のせいか、壁の風景画がとてもいい雰囲気を醸し出し
中庭も素敵ですが、さすがにこの暑さで利用する人はいません。
食事の後、花崗岩の外壁が特徴的な白井晟一設計の
松濤美術館の前を通り、再び電車で隣の駒場東大駅で降り
東大の教養学部のはずれを歩いて駒場公園へ。このエリアは
奥渋谷(オクシブ)とも呼ばれていることを初めて知りました。
ここは前田侯爵の屋敷跡で、昭和4年に洋館、翌年に
和館が完成し、戦後は米軍に接収され連合軍司令官の官邸など
として使われていました。洋館は残念ながら改修中で
見学できたのは和館のみ。
広い床の間や違い棚、付書院、美しい障子、縁側に座ると
風がとても心地よく、池に遊ぶ鯉や石灯篭を眺めて飽きることが
ありません。またお客が少なかったせいか事務の人が
板戸に描かれた絵や茶室を案内してくれました。
そのあと代々木上原駅に向う途中、井の頭通りを左折して
小田急線のガードをくぐると高い塔が見えてきました。
これが東京ジャーミイ・トルコ文化センターです。
どうしてイスラム教の人たちの寺院がここにあるのか?
歴史は戦前までさかのぼり、ロシア革命を逃れて日本に来た
トルコ人が礼拝の場所を求め、昭和13年に日本政府も
協力してできたのが東京回教礼拝堂で、これを平成12年に
今のものに建て替えたのでした。
東京はいろいろな文化が混在していることも他にはない
大きな魅力の一つです。
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ページ作成日 2018-08-16
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