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2017-01-25
私たちは賃貸住宅の設計、施工、不動産管理を
業務の中心としていますが、近い将来新築着工数が
先細りになるということが言われています。
日本全体がすでに人口減少時代に突入しているので
その通りなのですが、川崎市はまだ人口が増え続け
中原区のピークは20年後と予測されてるので、それを
鵜呑みにして足元を見失ってはいけません。
ただ私たちの競合相手のハウスメーカーは、個人住宅の
受注が伸び悩む分賃貸住宅を伸ばしていて、すでに
この分野を利益の中心に据える戦略が見受けられます。
中原工房「スタジオ」
中原工房「ファクトリーA」
さて当社の中原工房では、木材加工のワークショップが
定着していますが、もう一つの目的は賃貸の入居者が
住空間を自分好みにカスタマイズできるようDIYをサポート
して築年の古い建物に付加価値をつけることです。
最近、カスタマイズが新築でも十分魅力になることを
証明した貴重な実例が現れました。それが昨年秋完成して
不動産部で入居者募集をしている「デルタ--T」です。
この鉄骨造3階建ての建物は2,3階が賃貸住宅で
特に3階は普通、玄関から一番遠いリビングの外側にある
ベランダが、共用廊下と玄関の間に位置していて、廊下を
歩く人から中が丸見えの感じがします。
私は完成間際の現場を見て、家賃設定も高いこともあり
これを満室にするのは並大抵でないと感じました。しかし
このフロアの方が先に全室申し込みが入ったのです。
先日改めて室内を見にいくと、オーナーが内部にDIYで
装飾を施した出来栄えが素晴らしく、この部屋を見た人も
同様に他に類のない魅力を感じた事は想像に難くありません。
2階の階段室は広々とした空間で、流しまで付いていて
住民同士の交流の場所として計画されています。
テーマ名
ページ作成日 2017-01-25