blog
2021-12-28
テレビ番組で「谷口ジロー展」を見たのがきっかけで
開催中の世田谷文学館を訪れました。私は漫画に疎いのですが、
彼の作品は日本ならずヨーロッパでの評価が高く、
2010年には原作がフランスで映画化されたそうです。
駐車場から建物に向かうと細い鉄骨がむき出しのモダンな
カーテンウォールの外観が見えてきましたが、と同時に
手前には和風の高い塀と大きな門、蔵が現れました。
そして建物を入ると大きなガラス面から錦鯉が泳ぐ池と
和風庭園が目の前に広がっていて、これが文学館の敷地内か
あるいは隣の建物の敷地の一部なのか不思議な感じです。
調べると柳田邦男、北原白秋など文学者にゆかりのある
世田谷区に総合文学館をという声が約30年前に起ったのですが
土地の確保が困難で、化粧品メーカーのウテナの創業者の邸宅
跡地の一部にウテナが建物を建て、世田谷区が借りる形で
1995年に文学館が開館、7年後に世田谷区が買い取ったのです。
近くには芦花公園があり足を延ばすことに。ここは蘆花恒春園
とも呼ばれ明治の文豪、徳富蘆花の旧宅が1936年に東京市に
寄付され、公園として整備され一般公開されました。
驚いたのは蘆花夫妻が暮らしていた明治時代に建てられた住居、
秋水書院と梅花書屋が現存していて中を見学できることです。
さらにグランマ・モーゼス展」が世田谷美術館で開催されて
いることを知り、帰り路に立ち寄りました。外壁のライト風の
石の装飾やトラス状の三角形の柱など建築デザインを私はとても
気に入りました。調べると設計は内井昭蔵で、彼の代表作の一つ
のようです。(偶然亡父の書棚から彼の特集の雑誌を見つけました!)
昭和56年刊「新建築」別冊
ここはせっかく砧公園の中にあるのですが、美術館を出ると
もう日は暮れかけ、広大な園内の散歩は次の機会の楽しみに。
テーマ名
ページ作成日 2021-12-28
<< | 2025年2月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
1 | |||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |