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2017-05-08
連休に久しぶりで軽井沢に行きました。おそらく学生時代
2,3度行った以来で今回のきっかけは数少ないクラシック
ホテルの一つ、万平ホテルに泊まりたいと思ったこと。
軽井沢に新幹線が通ったのは1998年の長野冬季五輪の
前年で一昨年、金沢まで開通しました。乗ってしまえば
東京・軽井沢間は1時間10分ほどの近さです。
駅を降りると南口には広大なショッピングセンターが
ありました。ここは元ゴルフ場を新幹線開通に合わせて
再開発したものなので広いはず、芝生や水辺も楽しめます。
万平ホテルは駅の北側の軽井沢本通りを右に折れて進むと
別荘地帯のまん中にありました。1894年(明治27年)
外国人向けの宿として佐藤万平が開業して、現在の山小屋風の
本館「アルプス館」が建てられたのは1936年です。
私たちが泊った「ウスイ館」は古い部屋を再現した感じで、
寝室がガラス障子戸で仕切られたとても落ち着ける雰囲気。
夕食は本館のメインダイニングで。折上げ格天井と
壁のステンドグラスがマッチし、お料理もスタッフの対応も
クラシックホテルの名に恥じないレベルでした。
ここから旧軽井沢通りに出る途中に室生犀星の記念館が
ありました。金沢出身の犀星は昭和6年に建てたこの旧居で
毎夏を過していたそうで、約90年前の文豪の住宅がそのまま
残っているのは軽井沢ならでは、ではないでしょうか。
そのあと訪ねた旧三笠ホテルは明治39年の創業で、政財界の
重鎮や外国人客で賑わっていたのに昭和45年には閉館とのこと。
高度経済成長時代、人々は新しいものにのみ価値を見い出し
古いホテルに行かなくなった、とは考えたくありませんが・・・
建物だけでも残っていればよしとするか、使われていなければ
価値がないと考えるか?いずれにしても軽井沢には歴史的な建物が
他より残っていることが分かり、再訪の目標ができました。
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ページ作成日 2017-05-08
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