お客様インタビュー川崎住宅株式会社 簔口 昌明様
コンセプトは「100年あいされたい」
2019年2月9日、川崎市幸区塚越2丁目にジェクトが施工を担当した「そうてつローゼン塚越店」がオープンしました。
この土地は川崎市と川崎住宅株式会社の共有地を分割したもので、そうてつローゼン塚越店の建設にあたっては「100年あいされたい」をコンセプトに、近隣住民にとって末永く慕われる「森のような憩いの場」を目指し計画されました。
川崎住宅の簔口昌明社長にお話を伺いました。
「店舗部分の構造躯体には無垢のヒノキや杉を使用し、外部意匠には無垢の丸太材など木材を多用。また、内装の一部にも国産木材を使って温かみのあるデザインになっています。
こだわりの木材と特殊な工法により、長い年数に耐えうる建物をつくることができました。
外壁も一部緑化し街並みとの調和を図っています。
コンセプト通り、100年後も塚越の象徴的存在であることを願っています」
(施工:ジェクト㈱/設計・監理 神﨑建設㈱/竣工2019年1月)
良質な賃貸住宅の条件とは
川崎住宅は「良質な賃貸不動産の提供により、お客さまの生活とビジネスをサポートする」を会社の使命に掲げ、賃貸管理事業を中心に関連事業を展開しています。
簔口社長が考える良質な賃貸住宅についてお聞きしました。
「遮音性、耐震性を備えることは基本です。当社は特に中古賃貸物件を取得する際は十分な耐震調査をし、水準に達していない場合は耐震補強工事を行います。
また、接着剤などに使用される化学物質をなるべく減らすために自然素材を取り入れています。法令基準を順守しながら、腰壁までは無垢材を使用する、壁は漆喰や紙質、布質のクロスを使うなど、最大限の対応をしています」
さらに簔口社長は「川崎地域の人口は今後も増える予測です。私たちは人口増加や人口構成の変化などに柔軟に対応し、高齢者や外国人の皆さんにも安心して快適に生活を楽しむことができる住環境を提供していきます。当社とジェクトさんのお付き合いは長いですが、今後も良好な関係を築いていきたいです」と笑顔で話してくださいました。
1939(昭和14)年に創業した川崎住宅は、2019年5月に創業80年を迎えられました。
「川崎で生まれ、川崎で育った企業として、地域にどうしたら恩返しできるか、以前から考えていました」という簔口社長。創業記念事業として川崎市内の高校生を対象に完全給付型奨学金制度を設け、すでに2年間実施しています。
「人々の幸せのために仕えます」を経営理念とする川崎住宅の、まさに「陰徳」の実践といえるのではないでしょうか。