お客様インタビュー伊藤 三十四様
静岡から川崎へ
割烹「福水旅館」が前身
2018年秋、地元や顧客の皆様に惜しまれつつ閉館した
「ビジネスホテル福水」が2020年2月、賃貸マンション「福水ビル」に生まれ変わりました。
同ビルは武蔵新城駅北口から徒歩2分という好立地。
1階には乳腺外科・放射線科専門の「武蔵新城ブレストクリニック」がオープンしました。
食事付きのビジネスホテル
子育てと仕事に忙しかった毎日
オーナーの伊藤様ご夫妻がビジネスホテルの前身である割烹「福水旅館」を建てたのは1953年のこと。
「旅館は母が切り盛りしました。
木造の旅館だった『福水』を鉄筋コンクリートのビジネスホテルに建て替えたのは1984年でした」
地域初のビジネスホテルは、家族連れや学生の合宿などの利用も多く、当初は朝晩の食事つきでした。
喜美子さんは4時に起きて何十人分もの朝食を用意する等、子育ても重なり本当に忙しい毎日を送ってきたといいます。
そんな中でもお客様との交流を大切にするアットホームな雰囲気がリピーターを増やしていきました。
オープンから36年、閉館を惜しむ声も多く聞かれましたが、
「閉館してそろそろ自分たちものんびりしたい」とビジネスホテルを賃貸住宅にする決意をされました。
ジェクトは過去に2棟の賃貸マンションの施工をご依頼いただいております。
「設計は今回の福水ビルを含め、ホテルの開業時からお付き合いのある多摩設計さんです。
ジェクトさんとのコンビも今回で3棟目、息もぴったりです。
ジェクトさんは細かい要望にも快く応じてくださいます。別の賃貸物件のリフォームも依頼中です」
お茶がつないだ人の縁
これからは夫婦の時間を大切に
三十四さんは、もともとのご家業の茶問屋の仕事は今後も続けていらっしゃるとのこと。
「うちは代々の土地があったわけじゃないから少しずつ事業を拡げてきました。
自営の銘茶卸伊藤商店を続け、お茶を通じた人とのつながりを大切にしていきたいです」と話します。
現在はボランティア活動などに忙しい喜美子さんは、
「世の中が落ち着いたら、夫婦でなかなか行けなかった国内旅行を楽しみたいですね」
と笑顔で夢を語ってくださいました。