「アヴェニュー鷺沼」瀧村 容子 様  瀧村 明 様|ジェクト株式会社(旧川崎組)|川崎市中原区の総合建築会社・不動産業・リフォーム増改築

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街の変遷を見守り続け半世紀以上
変わりゆく鷺沼に完成した スタイリッシュなテナントビル

お客様インタビュー瀧村 容子 様  瀧村 明 様

きめ細かな対応を評価

2022年9月、東急田園都市線鷺沼駅の駅前広場から徒歩3分、商店街の中ほどに、4階建てのテナントビル「アヴェニュー鷺沼」が完成しました。店舗経営には最適な立地で、日本料理店、美容室、歯科医院(2フロア)とさまざまな業種の店舗が入居しています。

オーナーの瀧村容子さんとジェクトは23年前、鷺沼駅北口に近い7階建て店舗兼賃貸マンション「カスカータ鷺沼」の施工を、ご主人の昇作さん(故人)からご依頼いただいて以来のお付き合いです。2021年4月に容子さんから、所有する築47年のビルをリニューアルしたいとのご相談がありました。検討の結果、建て替えることになり、設計・施工をお任せいただきました。工事は、商店街の人通りや、近接する電線に配慮しながら進めていきました。

「ジェクトさんは、地元で長く続いている会社という信頼と安心感があり、今回もお願いしました。営業の方が頻繁に顔を見せてくださるので、何かと相談に乗っていただけました。困りごとがあるとすぐに飛んできてくれるのも助かります。価格だけでなく、きめ細かい対応も重視しました」と、容子さんは評価してくださいました。

アヴェニュー鷺沼の名付け親である次男の明さんに名前の由来を伺いました。
「取り壊したビルの2階で、父がスナックを経営していた時代があり、店の名前を『AV(アブ)』といいました。新しいビルは、その2文字が入った名前にしたいと思い、フランス語で『通り』という意味の『アヴェニュー(Avenue)』と名付けました」
明さんのお父様を思う、優しい気持ちが感じられるエピソードです。



 食堂経営の忙しい日々

容子さんは鷺沼駅が開業した1966年に昇作さんと結婚、現在のカスカータ鷺沼の場所に木造2階建ての家を建て、大衆食堂を開きました。当時周りはまだ原っぱで、駅前も小さな食料品店が2軒ある程度でした。
次第に家やビルが増えて店は忙しくなり始め、出前の需要が増えていきました。1日に30~40件の出前もよくあり、容子さんはエレベーターのない建物の5階まで、重いおかもちを持って昇ったこともあるといいます。明さんを含めた4人の子どもの世話と食堂の手伝いで、いつもパワフルに飛び回る容子さんは、地元では働き者で有名でした。

「主人がスナックの経営もしていた時は、食堂が終わってから手伝いに駆け付けました。大変でしたが、若いから乗り越えられたのでしょうね」と容子さんは多忙を極めた日々を振り返りました。

かつて食堂があった場所に建つカスカータ鷺沼の1階では、長男の昇さんが洋食店「コンプリチェ」を経営し、地元の常連さんに愛されて永らく営業していました。次男の明さんは学校給食の調理師をしており、地元の鷺沼小学校に赴任していた時期は、サッカー日本代表の“鷺沼兄弟”、三笘薫選手と田中碧選手が同小学校に在籍していた期間とちょうど重なっていたそうです。
「家が食堂だった影響で、兄も私も自然と調理師の道に進んだのだと思います」と明さんは話してくださいました。


街の変遷を見守り続ける

容子さんは最近、昇さんと明さんに不動産管理業務を引き継ぎ始めたそうです。
「これからやっと、少しはゆっくりできるかなと思っています。鷺沼駅前は2024年から再開発が始まり、宮前区の新たな中心地として9年後に完成するそうです。どんな街に生まれ変わるか、ぜひ見届けたいですね」
半世紀以上、街の変遷を見守ってきた容子さんは、新たな鷺沼の街に期待を寄せていました。


 
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