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市川社長のブログ

第3回コンクリート祭り

  • 2015年4月30日 09:18

近隣の小学生を招いて行う「コンクリート祭り」も
3回目を迎え、先週土曜日に好天の下に開かれました。

昨年は開始の30分以上前からミニカー目当てで
並ぶ子供が多かったので、今年は先着順ではなく抽選にして
それも10時半と午後1時から2回行うことに。

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その甲斐あって?子供たちが並び始めたのは9時40分頃
からで昨年ほどの一時の混雑はなく、午後1時前から再び
抽選コーナーのまえに列ができていました。

お祭りの中心はコンクリートを練ったり、手形を作ったり
ミキサー車に乗っての記念撮影で、これは毎回同じですが
今年の特徴は親子のDIYコーナーを設けたことです。

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小さな椅子、調味料入れ、帽子掛けなど各々定員は10名で
約1時間で交代するのですが、終る前には次に希望する人の
長い列ができていました。親子で一緒に作りたい人、簡単な
ものでも手作りでやってみたい人がこんなに多いとは!


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中には最初は一緒にやっていたのですが、だんだん親の方が
面白くなり途中から自分だけでやってしまう人もいたとか。
これは意外で、"ものづくり"の魅力なのでしょう。

今回来場者に見てもらいたかった一つが、当社がこれから
取り組む「カスタマイズ賃貸」「DIY賃貸」を体験できる
4つのブースと、新入社員が主に作った家具や小物類です。

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これは今まで倉庫に使っていた場所を改造したもので
ニューヨーク風、カントリー風など4つの部屋を再現しました。
まずここにオーナーを案内して、カスタマイズやDIY賃貸を
取り入れてもらい、不動産部でお客さんをここに案内するのです。

好きなクロスを選んだり、壁に棚を作ってものを飾ったり・・・
私たちはこれから箱を作るだけでなく、豊かな暮しが送れるお手伝いをする。
それが空室対策としてオーナーの利益につながることを確信します。


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"ensemble KISHIYA"

  • 2015年4月 5日 18:14

当社では横浜・鶴見区岸谷で昨年末から
ブルースタジオの設計による築20年の賃貸マンション
"ensemble KISHIYA"の改修工事を行っていましたが
この度完成を迎え、見学会を開催しました。

5階建て42世帯のこの建物は京急の生麦駅から
徒歩7分という立地ですが空室率が40%を超えたそうで
今回の目標は共用部を魅力的なものにして専有部の
価値を上げること、ということを「コモンダイニング」で
設計の担当者から説明を聞きました。

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このスペースはオーナーの子会社の事務所だったところで
キッチンと大きなテーブルを入れて、少し前に現入居者と
新しく入る予定の人の交流会が行われたとのこと。

ここから出られる広いテラスは建物のエントランス
からも入れます。これはすぐ前に保育園の送迎バスが
止まるため、お母さんたちが集まれるようにしたのです。

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また35台分あった駐車場は11台に減らして
その跡地にはバーベキューガーデンを作り、その先には
芝生を貼り、中央にはクリスマスツリーにもなる
シンボルツリーが植えられています。


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約56㎡の3DKだった部屋は1LDK+αにリニューアル。
玄関の土間は自転車が2台置けるほど広く、ウォークイン
クローゼットも兼ねています。流し台の脇は作り付けの棚と
天井から棚板が吊るされ、とても使い勝手が良さそうです。

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私はエントランスをなぜオートロックにしなかったか
最後に質問しました。担当者から「オートロックは建物を
周囲の人たちから分断してしまうので」という返答を聞いて
私は目から鱗が落ちる思いがしました。

建物内にコミュニティをつくり、それが地域に向かって
開かれていること。これこそブルースタジオのテーマで
賃貸建物を魅力あるものにする核心なのです!

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「異次元」ではなく「異常」

  • 2015年4月 3日 18:47

昨日、今年初めての小泉進次郎議員のモーニング
セミナーがありました。講師は冨山和彦氏で
テーマは「日本経済、持続的成長への挑戦」。

長期的に生産性が経済成長の基本であること、など
話が長引き、20分も超過して終わりました。

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私は次の予定があるので時計を見ながら、その後の
小泉議員の話の途中で退席を考えましたが、結局
以下の内容を最後まで聞いてしまいました。

「日銀の異次元金融緩和が言われているが
今の政治は異次元というより私は異常だと思う。
これから話す話を聞いた人は何かもやもやしたものを感じて
今夜の居酒屋での酒の肴になるかもしれない。

私は『従業員の給与を上げよ』と安倍さんが言うのは
おかしいと思う。今日も午後、政府と経済界、労働界の
代表の協議会があるが、政府が賃上げを要請したことも
あって、トヨタ、日産などがベアに踏み切った。

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私はまだまだ日本は変わってないなと思う。
『お上』という意識が強すぎる・・・。
社員は自分の給料が上がったことを政府のおかげ
と思うのだろうか、それとも?

言うまでもなく企業は自立しており、結果は自己責任。
努力して業績が上がれば当然賃金もアップするだろう。
それは企業が判断し評価されるべきことだ。
これに政府はどこまで踏み込んでいいのだろうか?
またこれが中小企業まで本当に波及するのだろうか?」


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賃上げについての内閣の方向性と、"長いものには巻かれろ"式
の日本人特有?の考えを、彼は率直に批判しました。安倍内閣の
大臣政務官であるにもかかわらず・・・。このように自分の考えを
ぶれずに発言できる政治家は稀有だと思います。


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          会場の東京プリンスホテル

江戸東京たてもの園

  • 2015年3月25日 09:23

東京都下に古い建物を復元した公園があることは以前から
聞いていましたが「江戸東京たてもの園」を初めて訪ねました。

この施設は小金井公園の一角に位置し、まずこの公園の
大きさにビックリ!面積は約80haで都立公園ではNO.1の広さ。
元は昭和15年の紀元2600年の記念事業でつくられた
緑地が原型で、昭和29年に公園として開園しました。

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「江戸東京たてもの園」はこの西側部分で、江戸から
昭和初期までの復元建造物が30棟展示されています。中でも
見たかったのは近代建築の巨匠、前川國男の自邸です。

切妻の大屋根がかかった立面、シンメトリーな平面と居間の
大きな吹き抜け、そして障子を効果的に使ったデザインは
現代の和モダン建築といっても立派に通用するもので
これが約70年前(昭和17年)の設計とは驚きました。


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田園調布の家は大正14年築の平屋の洋館です。渋沢栄一が
田園調布の開発に着手したのは大正12年で、その2年後に
建具、内装など全く西洋風の住宅が出来たのは日本人の
外国文化に対する思いの強さだったのでしょうか。

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明治期にドイツ人により3階建てとなったデ・ラランデ邸の
1階はカフェ・レストランになっていてここで昼食を取りました。

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日本古来のものでは明治期に京都で建てられたものを戦後
西麻布に移築した三井邸や、2.26事件の現場にもなった
純和風の高橋是清邸など貴重な建物が残されています。

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また和洋折衷の文具店や生花店など商家がこれだけまとまって
保存されている所は国内でも珍しいのではないでしょうか。

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住宅等の建物は移築して保存することができますが
ホテルオークラが建て替えのため8月末で閉館することになり
これに対して、主に外国から惜しむ声が寄せられています。
このような建物は一度失ったら取り返しがつかないもので
それに気付かない人が多いことがとても残念です。

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等々力のデザイナーズ賃貸

  • 2015年3月10日 21:55

デザイナーズ住宅を求める建て主と建築家を全国的に
結びつける活動を行なうASJ。初めのうちは専用住宅が
ターゲットでしたが、当社ではここ2,3年、対象を共同住宅まで
広げて建築家展を行ってきました。

この度竣工するのはその第1号ともいうべき、世田谷区
等々力に建つRC造2階建ての「パッサージョ等々力」で
この日曜、月曜と現場見学会を行いました。


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大井町線の尾山台駅を降り、閑静な住宅街を歩いて
珍しくまだ残っている農地の向かい側の道路を右に入ると
薄い山吹色をした局面の壁が見えてきます。

敷地内には奥にもう一棟若草色の外壁の建物があり
ブリッジで2階がつながっています。これは容積率の
関係で大きなものが建たないこともあるのですが
光と風が小道を通り抜ける効果は建築家のねらいです。


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延床面積42~44㎡台の1LDKタイプが6戸で家賃は
14万円前後。床材はフローリングではなく長尺シート張り。
この方が比較的自由に色を選べるので壁・天井との
コーディネートがしやすいからでしょうか?

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またほとんどのタイプがいわゆる「玄関ホール」がありません。
ホールと洋室との間は3枚のガラス入り木製建具があり
閉めても開放したままでもシーンに合わせて自由自在です。


ところで時期を同じくして築25年の賃貸マンション1部屋の
リノベーション工事が終りました。やはり玄関が特徴的で
自転車も置ける広さの土間とキッチンとの仕切りは木製建具です。
この部屋にはリビングと寝室の間仕切りも無く、クローゼットと
食器棚を可動式にして生活の自由度を高めています。

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これからの賃貸住宅は、従来の間仕切りという概念を捨てて
どのようにしたら広い空間で、伸び伸びと暮らせるかを
念頭に置いたプランニングが新しい行き方ではないかと感じました。

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