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市川社長のブログ

春日山部屋

  • 2008年6月24日 20:25

皆さんは川崎市内に大相撲の部屋があることをご存知ですか?
川崎区に元幕内の春日富士が興した春日山部屋があるのです。

親方は市立桜本中学校を卒業後、昭和56年に初土俵を踏み
突き押し相撲で活躍しましたが、平成8年に引退したあと
故郷の川崎市に春日山部屋を設立しました。

親方は地元との交流をたいへん大切にし
福祉施設の慰問や、小中学生の体験入門など
地域活動を進んで行ない、それが評価されて
昨年秋には川崎市の文化やスポーツ等の向上・発展に
貢献した団体に送られる川崎市スポーツ賞を受賞
その記念のお祝いが昨日ありました。

今のところ幕内の関取は春日王一人ですが
所属力士はまだ歴史が浅いのにもかかわらず、22名の大所帯です。
横綱白鵬の宮城野部屋は力士が少ないために
春日山部屋の力士が横綱の付き人を務めているほどです。

どうして春日山部屋は力士が多いのか?
市内には相撲部の強い向の丘工業高校があり
地域との縁を大切にする親方が、高校生に稽古をつけ
そんな縁でこの高校からの入門者が多いのも要因の一つです。

「相撲は礼に始まり、礼に終わるスポーツです。
いくら強くても力士は礼を忘れてはいけません。」
という阿部市長の激励の言葉を聞いて
昨年のことを思い出しました。

春日山部屋での激励会に初めて参加したとき
たまたま私の前の席が春日王関だったのですが
廻りのお客さんに気を配って後輩の力士に細かく指示をしていた
関取の礼儀正しい態度が強く印象に残っていました。

おそらくこれは親方から受けた薫陶によるもので
それが多くの若者を春日山部屋に引きつけている
一番の要素なのかな、と感じました。

(社長)

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        祝辞を述べる阿部川崎市長

モノづくりと人づくりの心

  • 2008年6月17日 14:39

先週月曜日と昨日の2回にわたり
「トヨタ流モノづくりと人づくりの心 伝承塾」
というセミナーを受講しました。

「トヨタ生産方式」といえば
乾いた雑巾をさらに絞るという
徹底的な効率追及のイメージがあり
自動車産業のみならず、すべての製造業に
その生産方式の考え方は広がりを見せています。

当日の講師はトヨタでエンジニア歴30年の
現在は人材教育を主とした活動を内外でされている
現役の課長さん。
会場がやや暗くなりパワーポイントによる説明が
次のような言葉で始まりました。

「いつもお世話になっております・・・」

「私たちトヨタは皆様のおかげで
今日の繁栄があることに感謝しております。
これからもトヨタをよろしくお願いします。」

この第一声で私はまず唸ってしまいました。
私たちは新車の展示会を見に来たお客ではないのです。
昨年、車の生産台数で遂に世界ナンバーワンとなった
日本発のグローバル巨大企業トヨタ・・・
世界一企業にして中堅社員のこの謙虚さ!

常に周囲に学び、お客様の心の満足を考え
絶え間なく理想に向かって改善を行なう
しかも社員が全員参加で自ら行動を起こしていく
そのような職場環境を創るのが上司の仕事・・・

部下を動かす心構えの基本として、講師は言いました。
「仕事を『やらせる』ではなく、『やっていただく』の気持ちで」

トヨタが伝承したかったのは「人の心の大切さ」だったのです!

(社長)
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モーニングセミナー

  • 2008年6月 5日 21:08

今朝、赤坂プリンスの旧館で行われた
福泉会モーニングセミナーに出席しました。
「福泉会」とは小泉純一郎元首相が
初当選をした翌年から30年以上にわたり
毎月開催している早朝の勉強会です。

小泉さんの選挙区は今は横須賀市ですが
初当選からしばらくは川崎市も含まれていたので
最初の選挙の頃は
亡き父親の跡を継ぎ立候補した若きホープに
選挙カーの運転をしたりして
建設業界でも協力を惜しまなかったのです。
いまだに川崎市内からこのセミナーに
参加している人がいるのはそんな縁からです。

参加者は大体100人前後で会費は2万円。
朝食代はせいぜい3,000円くらいとすると
年間ではそこそこの政治資金源になるでしょう。

今日の講師はモータージャーナリストの清水和夫氏。
「新環境自動車の開発競争」というテーマで
人と車が共存できる社会に向けて各メーカーが
しのぎを削っている環境対応についての話。
「バイオマス」という言葉や、2020年頃から
化石燃料は枯渇してくるという予測など
門外漢の私にもたいへん興味深い内容でした。

講演終了後に小泉さんが
「石油価格が上がってる今は、チャンス!
30年前もオイルショックがあったからこそ
日本は70%あった石油依存度を40%にできたのだ」
とコメントしたのは
いかにも彼らしいなと思いました。

(社長)

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          「福泉会」の会場

patchwork house

  • 2008年6月 3日 10:48

学生設計優秀作品展を見に
駿河台の明治大学へ行ってきました。

全国の大学、大学院、専門学校66校の
主に卒業設計の中から優秀な作品の
図面、模型が展示されていました。

今回は知人のお嬢さんのものが出展されていたので
めったにない学生の設計作品展を見る機会に
恵まれたのです。

彼女の作品の題名は「patchwork house」
敷地は都心の実際に再開発が計画されているある地域。
環境が一変してしまう超高層ビルではなく
パッチワークでつぎはぎをするように
4層の建物を少しずつ建築しては繫いでいき
最終的には高層ビルと同じ床面積の
家族と地域コミュニティの共同体を
再生するというもの。

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その発想の豊かさと
現在の学生の設計レベルの高さに
本当に驚かされました。

ひるがえって本職の私たちのレベルは?
人間には計り知れない潜在能力、可能性があるはずなのに
そのほんの一部しか使わないで
大多数の人間は一生を終えるのか?
と考えさせられた一日でした。

(社長)

図書館のある会社

  • 2008年5月27日 16:08

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先週、当社が加盟しているITGネットワークの
社長研修があり、四国の松山へ行ってきました。

㈱ジョー・コーポレーションという
この20年間に売上を8億から300億に伸ばした
驚異的な建設会社が研修会場です。
その成長の軌跡を学ぶことが
研修の第一の目的でもありました。

創業は昭和25年で、現社長の祖父が
「中岡組」を立ち上げました。
転機は現社長が入社した昭和63年、当時の売上げは8億。

その年はトラブルが続き
会社経営は危機に瀕していましたが
「社員とお客様がともに誇りと喜びを感じられる会社」
を創ろうと、現社長が弟さんと一念発起し
顧客満足を何より優先する経営理念を策定して
会社の方向性、社員の行動すべきことを明確に示し
お客様の財産を任せていただく社員の教育を
徹底的に行いました。

さらに住宅事業、分譲マンション事業と
その事業領域を拡大して売上げを順調に伸ばしていき
平成17年にはついに300億を超えたのです。

(ご興味のある方は、東洋経済新報社から発刊されている
「建設会社でも二ケタ成長はできる!」をお読みください)

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社員教育の象徴が敷地内にある図書館(上の写真)。
これは先代社長が数十年にわたり収集した書籍を中心に
建築、住宅関係以外のものまで社員の教養を高めるために
開設され、近隣住民も利用できるとのこと。

自分が成長する以外に業績を改善する手立てはないこと
他を寄せつけない独自のビジネスモデルを作れなければ
事業の継続・成長は難しいこと
この二つの重い課題を与えられた社長研修でした。

(社長)

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