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市川社長のブログ

鳩居堂

  • 2008年12月 4日 19:03

先日、久しぶりに銀座へ出て
知人の書道家の展覧会を見に行きました。
女性とは思えないようなダイナミックな
筆致が印象的でした。

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「書」というのは、素晴しい日本の文化
(元々は中国ですが)の一つだと思います。
最近テレビなどで若手の書道家が登場するのを
目にすることがありますが、この伝統文化が
確実に次世代に引き継がれていることを知って
安堵しています。

さてこの書道展は鳩居堂画廊で行なわれましたが
「銀座4丁目・鳩居堂前」で思い浮かぶのは
何といっても「地価日本一」でしょう。

ここの路線価は何しろ22年連続ナンバーワンなのです。
ちなみに1㎡当り約2,500万円(坪8,250万円)
はがき1枚で約37万円!だそうです。
それでもピーク時の1992年に比べると
まだその7割程度の水準とのこと。

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鳩居堂は1663年に京都で薬種商として創業されました。
1700年代からは薬種原料の輸入先の中国より
書画用文具を輸入し販売を始めました。

江戸末期頃には文人墨客との交流のほか
社会事業にも志を篤くして、結果その功績を認められ
明治初期には宮中の御用を勤めるまでになり
その必要上明治13年に銀座に出張所を開設したのです。

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明治時代の銀座の地価は1坪がおよそ公務員の給料の
1ヶ月分くらいと聞いたことがあります。
その比較でいくと今の地価は当時の500倍くらいの感じで
いかに土地というものが値上がりしたかが分かります。

もっとも今でも銀座の路線価は
東京23区の平均額の約33倍ということなので
やはり「銀座」は特別な「土地ブランド」といえましょう。

(社長)

UNIQLO

  • 2008年11月24日 18:19

週末、新聞の分厚い折込チラシの中で
不動産チラシと「ユニクロ」のチラシを見るのが習慣です。

先週末「3日間限定!プレミアムダウン特集」という
宣伝文句に釣られて近所にあるお店に行き
見るだけのつもりが結局「超目玉」の
9,990円のダウンのコートを買ってしまいました!

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ユニクロの商品の魅力は何といっても安くて質がいいこと。
最も多い価格帯は1,000円台で
ほとんどのセーターやフリースが購入できます。
フリースは一度着てしまうとこれが軽くて暖かくて
冬には離せなくなります。

フリース自体は以前から登山用とかに限定されて
使われていた素材でしたが、ユニクロは一般向けに商品化し
テレビCMなどで潜在需要を掘り起こしてブームとして
1998年に200万枚、99年が850万枚、2000年には
何と2,600万枚を販売したのです。

ユニクロは父親の紳士服販売の会社に入った柳井正現社長が
1984年に広島に1号店を出したのが始まりで
2001年には国内店舗数が500店を超えました。

紳士服は採寸など接客に熟練が要求されるのに対して
カジュアルは接客しないでもお客が勝手に買ってくれるし
郊外店舗も出しやすいのではと考え
紳士服からカジュアルウェアに方向転換した、と
柳井社長は著書で述べています。

とはいってもユニクロに何度も行ってしまうのは
そこで働く人たちの気持ちのいい対応も大きな要素です。
ズボンの裾上げは30分くらいでできますが、それには
「修繕担当者は○○、不具合があったときは店長○○まで」
ということがきちんと書かれた紙が付いていたのには感心しました。

2008年の売上げは5,800億。
私はユニクロがどのように進化していくのか注視しています。

(社長)

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音楽教室

  • 2008年11月13日 20:54

当社では売上げに占めるリニューアル工事の割合が
年々増加して、今年は初めて20%を越えるまでになりました。
その工事のひとつに京浜楽器さんの梶ヶ谷センターの
店舗内装工事がありました。

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京浜楽器さんは来年で創立50周年を迎える老舗の楽器店で
川崎市内で多くのヤマハ音楽教室を運営しています。
この梶ヶ谷センターは今年新設された一つで
こちらには楽器売り場はまったくなく
幼児から大人までのいろいろな音楽教室に加え
英語の教室まで運営しています。

今から15,6年前にヤマハのサイレントピアノが発売されたとき
子供ではなく、大人が多数購入するという現象が起こりました。
つまり本当に音楽をやりたい、また初歩から始めたい大人たちが
仕事の終った夜、一人でピアノを弾いてみたいという
潜在需要を満たしたヒット商品なのでした。

当然、大人のための音楽教室が盛況になり
楽器売り場が次々と教室に変っていきました。
実はかくいう私も京浜楽器のピアノ教室に通いはじめて
もう軽く10年が過ぎていて、その間の月謝の総額で
小さなグランドピアノが十分買えているでしょう。
ここに商売の形態が時代とともに移り変った典型を
みることができます。

先週、大人だけの発表会があり
私はドビュッシーの「月の光」を弾きました。
ドビュッシーは以前にも「沈める寺」という曲を弾きましたが
印象派といわれる彼の音楽は、和音の乾いた響きと
弾いているとその曲名通りのイメージがふつふつと湧いてくるような
感覚が魅力です。

習ってみて感じたのは、自己流では上達できない、ということと
何かを始めるのに年齢は関係ない、ということです。

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(社長)

アメリカ東部のへ旅(3)

  • 2008年11月 1日 19:37

ルイスバーグは小さな町ですが文化的な香りの高い町です。
何しろここには『カーネギーホール』があるのですから!
「それはニューヨークの間違いでしょう」と言われそうですが
鉄鋼王カーネギーは全米にコンサートホールを3つ建てて
そのうちの一つがこの町のものだそうです(写真下)。

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画廊も2ヶ所訪れました。その一つ「クーパーギャラリー」には
GSEメンバーのポールのフィアンセのジェシカの絵画があります。
姓はRoczniakといいポーランド系だそうで
彼女の絵(写真下)を見ていると、ルイスバーグの荘厳な大地に
包み込まれていくような感覚を覚えます。


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またグレッグの長女のサラは女優で
シェークスピアを主に上演する劇団に所属しています。
これから「アラバマ物語」の舞台が始まるところで
家内がそのリハーサルを見学することになりました。


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その間グレッグは私に地元のコンストラクターのジョンを紹介し
彼が現場をいくつか案内してくれました。
そこで分かったことはルイスバーグは富豪のセカンドハウス
(彼はサードハウスと呼んでいた)が建っている地域でもあること。
写真下の工事中の住宅は小さく見えますが
建物だけで3億円以上もする「サードハウス」です。


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そして最後の日はGSEのメンバーのウォーカーが勤務している
The Greenbrierというリゾートホテルに宿泊しました。
ここの敷地面積は80万坪(東京ドーム約50個分)で
中にゴルフコースが3つあるという、想像を絶する広さです。


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大自然に抱かれて顔見知りの人々が
ゆったりと住まう町、ルイスバーグ・・・
外出するときグレッグが玄関に鍵をかけたことは
一度もありませんでした。
アメリカは広く、人情は厚く、懐が深いことを再認識した旅でした。

(社長)

アメリカ東部への旅(2)

  • 2008年10月29日 15:28

次の訪問地はグレッグ・ジョンソンが住む
ウェストバージニア州のルイスバーグです。

グレッグは昨年の11月にロータリークラブの
研究グループ交換(GSE)プログラムの団長として
4人の参加者を率いて約1ヶ月日本に滞在し
我が家にも1週間ホームステイをした縁で
今回はこちらが泊めていただくことになりました。


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ワシントンから車で南西へ約4時間の距離の
人口4,500人という小さな町、ルイスバーグ(写真上)。
ダウンタウンはせいぜい1㎞四方くらいで、グレッグと町を歩くと
彼はすれ違う半分ぐらいの人と立ち止っては挨拶を交わしていて
何かここだけ時間がゆっくり流れているような感じです。


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中心部から住宅街を抜けるともう一面の牧草地で
グレッグのログハウス風の自宅(写真下)はそのなかにあります。
敷地の広さは約6,000坪!隣の家は牧場で
牛たちが草を食み、のどかな田園風景が広がります。


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私は紅葉のたいへん美しい、少し起伏のあるこの広大な家が
すっかり気に入り、この風景を日本に戻っても
繰り返し見られるように、写真を撮り続けました。

グレッグは昨年日本に来たメンバーに声をかけ
歓迎のホームパーティを開いてくれました。

大きさが12帖くらいのキッチンはいわゆる「アイランド型」で
まず食事の前にゲストがこのアイランドテーブルを囲み
簡単なおつまみで乾杯をします。

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こうすると食事の用意をしながら奥様も会話に加われるし
ゲストもお手伝いをしたりして、知らない人が交っていても
自然と親しくなれるのです。

料理のでき具合を見計らって、ダイニングルームへ移動し
今度は食事が始まりますが、めいめいがキッチンで好きなものを
好きなだけ自分のお皿に盛り付けるというやり方です。


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食事が終るとガゼボ(写真上)日本でいう「あずまや」に場所を移し
ある人はハンモックに横たわり、ある人はアルコールを片手に
月明かりに照らされた庭を見ながら談笑するのです。
これがアメリカ・ルイスバーグのグレッグ家のライフスタイルです。

(社長)

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