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市川社長のブログ

早春の京都(1)

  • 2009年3月12日 08:23

日本の古都、京都。
ここを1年に何度も訪れるという人もいますが
私は修学旅行以来訪れたのは多分4回で
先週5回目の訪問を果たしました。

まず再認識したのは新幹線で新横浜から約2時間
名古屋の次の停車駅、という近さです。
ですから同行メンバーのひとりは
どうしても翌日用事があるということで
午後9時34分の最終で日帰りすることができました。

3月初めの京都は梅も盛りが過ぎ
寒さも緩んでおそらく1年の中では閑散期でしょうが
この時期だけ特別に公開される文化財もあり
見逃せません。

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私たちはまず金閣寺を訪れました。
元の建物は昭和25年に放火され焼失し
三島由紀夫がそれを題材に「金閣寺」を書いた
ことはあまりにも有名ですが
小雨に煙る池のほとりに建つ金色の楼閣は
やはり京を代表する風景です。

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金閣寺から東に約1kmに位置する大徳寺は
20か寺の塔頭(本山の境内周辺にある関連寺院)からなる
京都でも有数の規模の禅宗寺院です。

中世の雰囲気を色濃く残した参道を散策しながら
大仙院と高桐院の2つの塔頭を見学しました。

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今回、浄土宗総本山の知恩院を初めて訪れましたが
まず入り口の国宝の三門に圧倒されました。
幅50mの門は、木造としては世界最大級だそうです。

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そして男坂を上がって行くと
やはり国宝の4,000人が入れるという御影堂
17人で除夜の鐘をつくという鐘楼など
久しぶりに日本の壮麗な伝統建築に接して
改めて日本の文化を見直したい気持ちが湧いて来ました。

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(社長)

アシスト・ワーク

  • 2009年2月28日 13:19

当社の不動産部で管理している建物の
清掃を依頼している先に「アシスト・ワーク」
というNPO法人があります。

高津養護学校が中心となり清掃会社の協力を得て
知的障害がある子供たちの就労の場として
地域作業所「アシスト・ワーク神木」を
2000年に立上げたのがスタートです。

たまたまその運営委員長を私の知人が務めていて
その人の紹介で当社が管理している建物の清掃を
翌年よりお願いするようになりました。

当社の不動産管理物件が増えるのに比例して
依頼物件も増加、現在当社の関係で約40棟の
建物の清掃を委託し、当初8名でスタートした
メンバーは26名までになりました。

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清掃以外にも、都内のクリ―ニング店の協力で
牛丼の「吉野家」から受けて洗濯したポロシャツを
1日約1,000枚たたむという作業などがあります。

仕事が増えるに従い、一ヶ月の一人当たりの賃金も
最初は1万円位だったのが今では3万円ほどになり
市内の同様の施設の中では高い方だそうです。

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またこの4月には新たに4人が加わるので
送迎に使う車両を1台増やす必要が出てきました。
月々の職員の給与等は国からの補助で賄いますが
車の購入費用までは出ないため
関係先からの寄付に頼らざるを得ない状況です。

知的障害を持たれている方がこのような形で就労して
多少でも賃金を得て地域の中で自立した生活を送れるよう
援助を続けているこのNPOに、当社も何らかの形で
応援し、協力していきたいと思います。

(社長)

明日への神話

  • 2009年2月19日 10:05

先日、井の頭線の渋谷駅の改札を出て
東横線に向かうおうとしたとき
右手一面の巨大壁画が目に飛び込んできました。
あの岡本太郎の「明日への神話」です。

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この壁画は大阪万博の「太陽の塔」と同時期に
メキシコで制作が開始され、その後長らく
行方がわからなくなっていたのですが
2003年秋にメキシコシティ郊外で発見されました。

ここに描かれているのは原爆が炸裂する瞬間で
人は残酷な惨劇を乗り越え、その先にこそ
「明日への神話」が生まれるのだ、という
岡本太郎の強いメッセージが込められています。

川崎市と岡本太郎とのつながりは深く
母親で作家のかの子は今の高津区二子の大地主の娘で
太郎は1911年に二子で生を受けます。

1930年、両親とフランスに渡った太郎は
ここで出会ったピカソの絵画に衝撃を受け
以後抽象芸術に道を求めるようになります。

彼は晩年、所蔵している絵画などの主要作品を
川崎市に寄贈し、それを受けて市は1999年に
生田緑地内に「岡本太郎美術館」を建設しました。

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    美術館のシンボルタワー「母の塔」

最近、市役所第3庁舎1階の小さなガラスケースに
市の下水汚泥の焼却施設にあるという太郎の壁画
「水火清風」の原画がひっそりと収まっているのを
見つけました。

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生前、自分の絵画等の売買を許さなかった太郎の作品が
今このように身近に触れることができるのは幸せです。

(社長)

企業派遣研修

  • 2009年2月 4日 21:53

当社では、川崎市内の教頭先生の
管理職研修の一環としての「企業派遣研修」を
昨年8月に受け入れ、昨日その報告会が
川崎市総合教育センターでありました。

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当社に来られたのは麻生区内の小学校の教頭先生で
1週間にわたり工事部、営業部、不動産部と一通りの
仕事を経験していただきました。

また営業マンとの同行訪問も行ない
当社ではPTA会長経験のあるお客様も多く
そのお宅では教育談義に花が咲き、営業推進を
こちらがサポートしていただく場面もありました。

今回派遣された5人の先生方の報告には
丁寧なお客様に対する言葉遣いを見習いたい
お客様の「精神的満足度」を何より優先していた、など
CS(顧客満足)に関することが多かったのを感じました。

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急激に変化し続ける経済、社会環境に対し
各企業が必死でそれに対応しようと
工夫と改善を重ねている現状を
そのまま見ていただいた感想だと思います。

子供の教育と企業活動とは、一見かみ合わない
ように見えますが、この短い経験で得られたものが
日本の将来を担う子供たちの教育現場に
少しでも生かすことが出来るのなら幸いです。

この取り組みは2年前から始まりましたが
横浜市では既に教頭先生の研修の必修項目となっていて
昨年は100名以上の先生が企業に派遣されたとのこと。
当社も出来る限り協力していきたいと思います。

(社長)

いのちの電話

  • 2009年1月31日 21:24

今日、溝口の高津市民館で
社会福祉法人「川崎いのちの電話」主催による
チャリティー寄席「柳家権太楼独演会」が開催され
私も参加しました。

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日本では年間の自殺者が3万人を越えています。
この数字が外国に比べ多いかどうかは分かりませんが
少なくとも年間の交通事故による死者数の5倍以上の
数字になっていることは事実です。

「川崎いのちの電話」は1986年に発足し
200人の相談員が24時間365日体制で
1日約50件の電話相談を受けています。

相談員にはカウンセリングについての技能と
人間関係に関する幅広い知識が必要と思われ
相談ボランティアになるための研修プログラムは
15ヶ月にも及ぶものです。

この活動を維持していくためには年間約2,000万円が
必要だそうで、個人や法人からの寄付や今日のような
チャリティー講演会などの収益金が主体ですが
それでも資金は不足気味とのこと。

今日の独演会の司会をされていた
当社のお客様でもある井田光政さんも
この活動を支えている一人です。

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電話ボランティアは24時間相談に当るほか
さらに月1度の継続研修を受けているとのこと。

この昼夜の別なく続けられる
「いのちの電話」への奉仕により
数多くの尊い命が救われているのです。

数年前に会の事務局の方のお話をお聞きする機会があり
専門家でも難しいようなボランティアをされている方が
多数いることを知り、本当に頭が下がる思いでしたが
この集いに参加してまたその思いを強くしました。

(社長)

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