市川社長のブログ
川崎大師
- 2009年5月15日 20:18
建設業界の重要な年間行事の一つに
7月の全国安全週間があります。
そして6月がその準備月間ということで
当社も毎年安全大会などを行っております。
その中で川崎大師での安全祈願が恒例になっており
先日当社の工事関係者と安全衛生協力会の役員で
お護摩祈祷に行って来ました。
初詣の参拝数で全国3位に入る川崎大師の創建は
大治3年(1128年)といわれ,2年前に
開創880年を迎えました。
残念なことに昭和20年4月の川崎大空襲で
江戸、明治期に建てられた境内の堂塔伽藍のほとんどを
焼失してしまい、今ある建物は戦後、再建されたものです。
にぎやかな仲見世から大山門をくぐると
左手に八角五重塔が見え、正面が大本堂です。
私たちが参拝後に休憩する信徒会館は
五重塔のさらに奥の近代的な建物です。
そして当社と唯一関係する施設が
隣接する大師公園にあります。それは昭和62年に
川崎市と中国の瀋陽市との友好都市提携5周年を記念して
瀋陽市から贈られた中国庭園「瀋秀園」で
これが当社の施工なのです。
黄色の瓦と白壁の塀で囲まれた庭園内には
池のほとりにいくつかの楼閣が点在し、園路を散策しながら
中国式の自然山水が楽しめるよう造園されています。
「瀋陽」というと、ちょうどこの頃世の中はバブルに向かい
川﨑市との友好を大義名分として?瀋陽からの研修生を確か
当社でも2回受け入れましたが、人手不足の解消には
全く役立たなかったことを思い出します。
(社長)
庭園美術館
- 2009年5月11日 10:47
休みの日の過ごし方として私は遠出するより
近くの、例えば山の手線の内側の地域に
行くことのほうが多いのです。
理由は簡単で、私が行ってみたいのは
緑豊かな広々とした所や歴史的な建築物などで
都内には以外にこの二つの要素を満たす場所があります。
東京都庭園美術館もその要素を満たすひとつで
先週の連休に久しぶりに訪れてみました。
目黒駅から白金台に向かって少し歩くと
首都高の道路越しにうっそうとした森が見えてきます。
正門を入り、左に緩やかにカーブしている
広々としたアプローチを進んでいくと突き当たりに
昭和8年に朝香宮邸として建てられた建物が現れます。
3階建てのこの邸宅の外観は、宮家のものにしては
装飾的な要素があまりなく、当時としては
かなりモダンなものだったと考えられます。
玄関を入ると女性像をモチーフにしたラリックの
4枚の優雅なガラスレリーフが我々を迎えてくれます。
内装はフランス人デザイナーのラパンが担当し
ラリックなどの作品を所々に取り込み
当時ヨーロッパで流行っていたアール・デコの
装飾様式の華やぎをここに再現させました。
この邸宅は建設から半世紀たった昭和58年に
庭園美術館として公開され現在に至っています。
美術館は1万坪を超える広大な庭園に囲まれ、
緑と建築と美術作品をあわせて楽しむことができ
高速道路の脇にこのような場所があるアンバランスも
私が「東京」を好きな理由のひとつです。
(社長)
チャリティバザー
- 2009年4月30日 21:33
昨日当社では初めてのチャリティ・バザーを
開催したところ、多くの近隣の方に来場いただき
何とか成功裏に終了することが出来ました。
きっかけは当社が管理している建物の清掃を依頼している
非営利活動法人アシストの原田理事長が2月に来社され
車両等を購入するための資金の寄付を建物のオーナーに
お願いできないか、という依頼があったことでした。
当社不動産部が管理する物件が増えるにつれて
養護学校の卒業生の採用も少しずつ増えて
今月も4名が入り、全部で30名になりました。
当社の不動産業務拡大が、なかなか就職が難しい
知的障害者が働く場を広げることに役立っている
ということを理事長の話を聞いて初めて知り
資金援助のためにバザーをやろうと思いつきました。
車両の購入は5月なので時間があまりなく祝日の29日を
実施日に決め、中原、高津区の約300名の当社のお客様に
バザーの品物の提供をお願いしたところ1ヶ月で
1,000点近い品物が集ったのには感謝、感謝。
バザーに付き物の模擬店は、お餅、豚汁やおでん
そして野菜、お花の販売に地元の方から様々な協力の
申し出があり、その好意をありがたくお受けしました。
また地元の小学校3校と中学校1校に趣旨をお話して
開催チラシを約4,000人の生徒に配布してもらいました。
当日は50人近い社員がボランティアで参加
早いものは朝5時から準備を始めて午後2時の閉店まで
本業以上?の協力体制で各持ち場を見事に運営しました。
終ったあとの慰労会でのみんなの満足そうな笑顔を見て
私たちも目に見えない大きいものを得たという感を強くしました。
(社長)
川崎フロンターレ
- 2009年4月24日 22:09
一昨日Jリーグ1部の㈱川崎フロンターレの
株主総会に出席してきました。
富士通サッカー部が前身のフロンターレは
1997年にJリーグに参入しました。
2001年には武田信平氏が社長に就任
その後、社名も「川崎フロンターレ」に変更し
川崎市や地元企業からも出資を仰ぎ
当社もその時に株を取得しました。
成績は2000年に念願のJ1に昇格しましたが
1年でJ2に降格、そして5年ぶりに2005年に
再びJ1に昇格して昨年は2位、今年こそ
「優勝」の二文字がファンの願いです。
平成20年度の売上高は33億2千万円で昨年度より
約2億円の増収でした。これはJ1の18チーム中
10番目になるそうです。
そのほか武田社長から102校の市内の小学校で
体育授業を中心にスポーツの普及活動を行なうなど
昨年度は33,000人の児童・生徒との交流があった
という報告がありました。
Jリーグが掲げる理念は「地域密着」ということで
このような地道な活動を行うことでそれを実践
していることはあまり知られてないのでは?
その一環で、鷺沼プール跡地にオープンしたフットサル場
「フロンタウン鷺沼」(写真上)の運営も2006年から受託しており
当社は3月末にそこで行われた春休みイベントの中の
「工作教室」の実施協力をさせていただきました。
また当社で企画している来週29日のバザーには
今度はフロンターレよりユニフォーム等のグッズの提供があり
当社との関係も深まりつつあるこのごろです。
(社長)
陽だまりの会
- 2009年4月19日 15:42
当社のお客様に「陽だまりの会」という
社会福祉法人があります。
理事長の福地さんは、栄養士の資格を持たれ
平成14年に横浜・港北区で配食作業などを通じて
精神障害を持つ方の自立を支援する地域作業所の
「ハウス陽だまり」を開所しました。
福地さんのご主人は、昭和47年の当社不動産部の
発足時のメンバーで、その後菊名に不動産会社を設立され
現在に至っていますが、その事務所を当社で改築した際
2階にこの地域作業所を設けました(写真下)。
平成19年には社会福祉法人格を取得し
昨年、港北区にグループホーム「ハイム木もれ陽」を
開設、これも当社で施工させていただきました。
地域の受入れ条件が整えば退院可能とされる
精神障害者のいわゆる「社会的入院患者」は
神奈川県内で5,000人とも言われています。
この方たちの多くは肉親を亡くしているなど
退院後の生活の場がなく、長期入院せざるを得ないのです。
昨年オープンした「ハイム木もれ陽」(写真上)は
まさにこの状況の解消のための民間施設で
8名の入居者が病気を理解するスタッフに囲まれて
心穏やかな暮らしを送って既に1年になります。
入居者はここを本拠として、昼間デイケア施設で
治療を受けたり、地域活動支援センターへ通ったり
社会復帰へ向けての活動を行っています。
日本は欧米に比べて精神障害を持つ方に対する
社会の理解がかなり遅れていると言われていますが
そのような状況の改善に挑む福地さんにご子息も協力し
現在2ヶ所目のグループホームを計画中です。
このような福地ファミリーの福祉事業に深い敬意を払うとともに
当社も微力ながら協力させていただきたいと思います。
(社長)
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