Home

市川社長のブログ

アイビーハウス

  • 2010年2月 3日 14:53

先週の日曜日、木造賃貸の「アイビーハウス」の入居者が
退出することになり、不動産部と一緒に解約立会いを
行ないました。オーナーが私だからです。

この建物は平成9年の11月に完成したメゾネット型の
カナダの輸入住宅で、1DKと2LDKの計6戸。
この9年間、退出する入居者は一人もいませんでした。
また半分の3戸は新築当初から同じ人が入居しています。


%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9.jpg


メゾネット型賃貸は「アイビーハウス」を第1号として
ジェクトでは今まで30棟近く建築させていただいています。
人気の理由はオーナーにとってまず利回りが良いこと。
建築費がRC造より安い割りには賃料はそれほど変らないからです。
また狭小地でも計画可能で、自宅敷地の一角でもOKです。

入居者にとっては1,2階が1つの住戸なので
上下の音の心配がないこと。また木造でも
一戸建て感覚の「テラスハウス」というのも魅力です。


%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B91.jpg
             1DKタイプ(36㎡)

そして最大の特徴は「空室が少ない」ことです。
不動産部で管理しているこのタイプの建物は23棟ありますが
現在、空室は今回空いた1部屋だけです!

%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B92.jpg

この建物を建てたきっかけは、その前年より当社で始めた
カナダのツーバーフォーメーカーのカタログのなかに
メゾネット型の連棟式の賃貸住宅を見つけたことで
それを参考に「アイビーハウス」を計画したのです。

%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B93.jpg
      吹き抜けのサーキュレーター

立会いの最後に入居してた方に「どこか問題はなかったですか」
と聞くと「あったら10年も住めませんよ」との答え。
階段が吹き抜けになっているので、エアコンの効きはどうか聞くと
「冷房したときにちょっと効きが悪い」ということで
それほど問題ではない様子でした。

当社ではこれからもメゾネットタイプの賃貸住宅の良さを
皆様にアピールしていきたいと思います。

(社長)

%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B94.jpg

紀尾井町界隈

  • 2010年1月23日 19:09

先日、千代田区紀尾井町にある弁護士事務所を訪ねました。
半蔵門線の永田町駅の北側は平河町で、通りを少し入ると
「砂防会館」があります。(写真下)かつて田中角栄事務所がこの中にあり
砂防会館は角さんの代名詞だった時代があったようです。


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.jpg


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.1.jpg


そこを左に曲がり、赤坂プリンスの旧館(写真上)の前を通り
「紀尾井町」の信号を左折するとまもなく訪問先がある
26階建ての「紀尾井町ビル」が見えてきます。(写真下)


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.2.jpg


その前で建物の写真を撮っていたら
「私有地内での写真撮影はご遠慮ください」と警備員が
飛んできました。私は歩道の上にいたので「ここが?」
と聞くと「車道までが私有地です」との答え。
規則なら仕方がないが、写真がダメとは理解不能です。


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.3.jpg


帰る途中、大きな木々が繁茂する空き地に気づき
中に道があるので歩いて行くと、「紀尾井町住宅」という
公務員宿舎が建っていました。その先はいきなり階段で
左側には別のマンションがあります。

後で調べるとこの建物は参議院の清水谷議員宿舎で
その前の空き地に16階建ての宿舎の建築計画があったのですが
反対運動のため白紙に戻ったことが分かりました。

雑木林を右に見ながら長い階段を下りていくと公園に出ました。
ここはもうホテルニューオオタニの前になります。


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.5.jpg


公園の中央に石碑のようなものがあろので近づくと
「大久保公」の字が見えます。もしや?と思い説明盤を読むと
やはり、明治維新を西郷隆盛とともに成し遂げた大久保利通が
明治11年に赤坂御所へ向かう途中、暗殺された場所でした。


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.7.jpg


この一帯は「紀尾井町」の名の由来である紀伊、尾張、井伊の
それぞれの屋敷があった場所で、宮内庁所有の御料地だったため
林立するビルの谷間で清水谷公園として今も自然林が残っているのです。

それからニューオオタニの脇を通って弁慶橋を渡り
帰りは赤坂見附駅から半蔵門線に乗りました。
以上、都心に出た折のつかの間の歴史散歩です。

(社長)


%E7%B4%80%E5%B0%BE%E4%BA%95%E7%94%BA.8.jpg


電気自動車

  • 2010年1月18日 19:44

先週金曜日、会社の下新城の倉庫に三菱の電気自動車
「i-MiEV(アイミーブ)」が到着しました。

ここから徒歩5分以内に当社の不動産部が管理している
賃貸の住戸が約400室あり、その入居者を対象として
カーシェアリングを今春より始める予定です。


%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%961.jpg


%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%963.jpg


きっかけはマンションへのコンシェルジュ派遣などの
サービスを展開している株式会社アスクからの提案です。
電気自動車を5台確保したので、中原駅前の本社で
カーシェアをしたらどうかという話でした。

私は倉庫の周辺には当社の管理物件が多いので
車をそこに置いて入居者向けにカーシェアを行うのが良いと思い
不動産部で調べたら周囲に400室もあったのでビックリ。
また倉庫なら駐車場や充電設備も問題がありません。

充電については急速充電器だと約30分でできますが
設置費用が車体の2倍!もかかることが分かったので
当面200Vの電源(7時間必要)で行なう予定です。

これから対象となる入居者にカーシェアの案内を行い
メンバーズラウンジ「liv」で申込みを受け付けて
会員登録をしてもらいます。
会員はネットで予約を行い、携帯電話を車にかざすと開錠ができて
車内のボックスからキーを取り出して運転をする仕組みです。


%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%964.jpg


%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%965.jpg


早速車を運転して見ました。まず始動キーを廻したのですが
「エンジン音」が全くしないのは、かなり妙な感じです。
アクセルやブレーキを踏み込んだ感覚は
ガソリン車とあまり変わりませんでした。

最高速度は130kmで、走行中のCO2排出量は“ゼロ”
当社は京都議定書の目標を達成するための国民的プロジェクト
「チーム・マイナス6%」に昨年登録しているので
電気自動車の利用で少しでも目標達成に貢献できればと思います。

(社長)

新春セミナー

  • 2010年1月13日 18:19

先週、当社が加盟している不動産チェーン「ERA」の
新春トップセミナーがありました。
場所はJR目黒駅から坂をおりた所にある雅叙園です。

%E9%9B%85%E5%8F%99%E5%9C%92.jpg

「ERA」は今、住宅建材メーカーのトステムや
タイル・衛生陶器メーカーのINAXなど50社で統合された
「住生活グループ」の子会社になっています。

はじめに安藤社長より、昨年から今年にかけての
グループ企業の動きの説明がありました。
「住生活グループ」は昨年7月に「新日軽」の全株を取得し
12月には「サンウェーブ工業」を完全子会社化したとのこと。

その結果、木造アルミサッシ関連の国内シェアは50%
住宅用キッチンのシェアは29%と業界トップになった
ということを聞いて驚きました。
知らない間にERAを含むグループがその領域を拡大していたのです。

%E9%9B%85%E5%8F%99%E5%9C%922.jpg

次に東京カンテイの講師による2010年の
不動産市場の見通しについての話がありました。

首都圏の住宅地価は2003年から緩やかに上がり続け
特に東京23区では2007年には03年比で45%も上昇して
ミニバブルの様相を呈していましたが
昨年は2005年のレベルまで下がっています。

川崎市ではこの間約15%上昇し、昨年は2006年のレベルまで
下がりましたが、講師は今年5月頃が地価の底ではないかと
予測していました。

また首都圏のマンションの立地アンケートでは
駅から徒歩10分以内のものを買いたいという人が80%で
郊外エリアはますます不利になるだろうとのこと。

これは賃貸マンションでも同様の傾向なので
当社でも今後の賃貸物件の企画には十分注意が必要です。

(社長)

三渓園

  • 2010年1月 7日 20:48

今年の正月休みはちょうど1週間。
大掃除、新年会という恒例行事、仕事始の準備などで
あっという間に過ぎてしまい、休んだ心地が
あまりしないというのが正直、私の正月休みの実感です。

そんな合間を縫って、横浜の三渓園に行ってきました。
県庁から山下公園に抜ける国道を南に下り
本牧から根岸に向かう途中を左に折れたところに
東京湾を望むように約53,000坪の広大な敷地が広がっています。


%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%92.jpg
                正  門


元々本牧というところは、古くからの景勝地で
終戦後はアメリカ軍に接収されて米軍住宅が作られ
それが返還され今の住宅街やショッピングセンターになりました。

ここの創始者は1868年生れの原三渓。
岐阜県出身で跡見女学校の教師をしていましたが
教え子と結婚して原家に入籍し、その後生糸貿易などで
実業家として成功を収めたのでした。

園内には10棟の重要文化財を含む17の古建築が
各地から移築され、自然の中に巧みに配置されています。
さらに絵や文学の素養のあった三渓は
横山大観ほかたくさんの芸術家を支援し育てたことでも有名です。


%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%924.jpg


小高い丘の上の園の象徴のような三重塔は室町時代の建築で
関東地方では最古の塔。また徳川家光が二条城に建てたものを移築した
「聴秋閣」は日本の代表的な楼閣建築の一つに数えられています。
大きな茅葺屋根が印象的な合掌造の民家は
ダム建設のため白川郷から三渓園に寄贈された建物です。


%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%922.jpg
                聴秋閣

%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%923.jpg     
                合掌造


三渓は明治35年に「鶴翔閣」と呼ばれる自宅を建てました。
驚くのはそれからまもなく敷地を市民に無料で公開したことで
生活の様子が来園者の目にさらされた状態だったそうです。
これだけの私の物を公けにした三渓は、関東大震災のときも
私財を投げ打って横浜の復興に尽くしました。

%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%921.jpg
                鶴翔閣

記念館で三渓の本を買い求め
閉園間際でひと気のない大池の淵から三重塔を眺めながら
この明治の実業家の生涯をもっと知りたいという気持ちに駆られました。

(社長)

%E4%B8%89%E6%B8%93%E5%9C%926.jpg

43  44  45  46  47  48  49  50  51  52  53

Home

Search

ページ上部へ戻る