市川社長のブログ
GSE その4
- 2010年10月31日 12:53
今回のプログラムでは土曜日と祝日を観光にあてることにして
私は11日と16日に都内の名所を案内しました。
まず東京見物で欠かせないのは明治神宮です。
原宿駅から橋を渡って大鳥居をくぐると、そこは森の中の別世界で
大都会の喧騒のなかの日本の伝統を体験できるところです。
皇居も決して外せない場所です。地下鉄の大手町駅で降りて
大手門から東御苑に入り、広大な敷地を散策しました。
都内3大観光名所の最後はやはり浅草でしょう。
その後浅草から水上バスで浜離宮に行き、銀座へ向かいました。
15日には当家にお呼びして、隣の父親宅ツアーで和風建築を見学後
拙宅でささやかなホームパーティを開催しました。
研修終盤の27日には松沢・神奈川県知事を表敬訪問。
松沢知事の外国のお客に対する対応は素晴しく、英語も堪能で
「皆さんは、チャーリーズ・エンジェルみたい」というジョークは
メンバーも気に入って、帰り道県庁の入口でみんなでポーズ!
さて1ヶ月に渡る活動の最後は30日のロータリー地区大会での
プレゼンテーションです。その準備のため前日に横浜・山手駅を
上がったところにあるYC&ACというスポーツクラブで昼食を取り
会議室を借りてパワーポイントの原稿を練ることにしました。
驚いたのは館内の表記が全て英語で、調べてみるとそこは
明治元年創立の外国人用の会員制スポーツクラブだったのです。
また高級住宅街の真ん中なのにグランドの広さに2度ビックリ。
今当社が工事をしている西中原中学校は全国でも有数の広さですが
そのグランドより一回り以上広いことが分かりました。
横浜の奥行の深さを感じさせられた1日でした。
大雨の中での昨日の地区大会、GSEの発表の持ち時間は20分。
そのあと小泉元首相の講演があり、時間厳守を何度も言われていましたが
当日我々の前が遅れ気味でさらに「少し短くできないか」と言われる始末。
そんな中、県民ホールの約1、000人の聴衆の前でメンバー6名は
自分の地域と1ヶ月の活動について日本語で素晴しいプレゼンを
行いました。もちろん時間も20分を切って!
GSE その3
- 2010年10月20日 08:28
先週15日には阿部川崎市長を表敬訪問しました。
アメリカチームの一員、ジル・リトルジョンさんの職業は
YWCAの最高責任者ということでしたが、来日後
よく確認したらグリーンビルの市会議員でもありました。
市議会には毎週月曜日の午後4時から年間48回行くそうです。
グリーンビルのホームページを見ると、確かに彼女の名前があり
本会議は5時半から開かれると書かれています。
報酬を尋ねたら年間13,000ドルで約100万円くらい。
人口が6万人の小都市ということもありますが
あちらでは普通の勤めを持っている人でも議員になれるよう
仕事に支障がないように夕方から議会が開かれるのでしょうか。
日本に比べるとボランティアに近いように思います。
彼女たちは訪問先でかなり良く質問をします。
その日の午後行った横浜保護観察所(写真上)では、アメリカには
ボランティアの保護司という制度がなく、質問が詳細にわたり
担当者が細かな資料を取りに一度席をはずしたほどでした。
前日に行ったK・S・Pではインキュベーター部門を見学(写真上)
起業したい人に1年間無料でオフィススペースを貸し出す制度に
かなり興味を持ち、もう一度来てよく聞きたいというメンバーも。
日本文化の方は先週、生け花、習字、お茶をそれぞれ体験。
生け花は先生がお手本を見せた後、各々が好きなお花を選んで
素敵に活けることができました。
習字では、まず書きたい言葉をめいめい出してもらいます。
家族の名前や「平和」「愛」など、先生の手引きで筆を取りますが
初めてにしてはなかなかの出来栄えでした。
お茶の体験は当社のお客様の伊藤稔さんにお願いしました。
まず庭のつくばいで手と口を清め茶席に入ります。
飲むときに茶碗を2度回す作法をしてもらいましたが、回して
茶碗の「正面を避ける」という意味をどこまで理解できたでしょうか。
GSE その2
- 2010年10月15日 08:38
アメリカからのGSEのメンバー6人が来日して
今日でちょうど二週間が経とうとしています。
自分の職業が他国ではどのように実施されているかを体験し
またその地域の代表的な企業を訪問するのが研修の中心で
その間に日本文化の体験も盛り込まれます。
先週は神奈川県の唯一の相撲部屋である春日山部屋を訪問。
激しい朝稽古を見学したあと、ちゃんこ鍋までご馳走になり
親方からから鶏肉をよく食べるのは「鳥は二本足で立っていて
手を土につけることがないからだ」と教えてもらいました。
また祝日の11日には日本民家園を訪れました。
ここにある旧原家住宅は当社の創業者、市川重太郎の伯父が棟梁で
明治末期に建設され、重太郎も工事に従事していました。
それを再び当社で解体し平成3年にここに移築したものです。
緑深い丘陵に点在する30棟の古民家の約3分の1は当社で復元し
その中でも一番奥の「船越の舞台」は和歌山にあった歌舞伎小屋を
移築したもので、この工事のあと創業者がNHKの朝の番組で
紹介されたことを思い出しました。
12日には富士通の川崎工場を見学。
ここは富士通の本社で「工場」といっても全て研究施設で
その中のテクノロジーホールに行って,開発当初の巨大な
自動計算機から開発中の最新のスーパーコンピュータまで
係りの説明を受け興味深く見学していました。
その日の午後はサントリーの商品開発センターへ。
ここはかつてビール等の製造工場でしたが今はやはり
研究開発の拠点なっていて、広大な敷地に建つモダンな
2階建の低層建物は環境への配慮と企業の余裕を感じさせます。
この日の最後は地元の学習塾「内藤アカデミー」を訪問。
まず教室で子供たちがメンバー各々の似顔絵を書いたあと
講堂で歌や踊りが披露され、訪問メンバーにもリクエストがあり
即興でいくつかのパフォーマンスを行い会場は大変盛り上って
子供たちとの交流は大成功でした。
GSEプログラム
- 2010年10月 5日 09:22
海外のロータリーとの間で行う研究グループ交換(GSE)の
プログラムについては、昨年10月のブログにも書きましたが
今年は私が川崎、横浜地区のGSE委員会の委員長に任命され
先週土曜日にはアメリカ・サウスカロライナ州からの6名を
成田空港まで迎えに行きました。
来日したのはロータリアンのバーバラ団長ほか
25歳から31歳までの職業人で、6人のうち3人が弁護士で
メンバー全員が女性です。
委員会では1ヶ月間のホームステイ先、訪問企業を決めるのですが
いつも苦労するのはホームステイ先の選定で、これはロータリーの
会員宅に限られます。今回は約20人の会員にお願いしました。
ホテルへの道中「新幹線はバスよりスピードが速いのか?」
と聞かれたのにはビックリ。なぜなら「アメリカでは乗り物で
電車が一番遅い」というので、大陸横断鉄道の列車はと聞くと
「時速60~80kmくらい」だそうで、どうしてアメリカ人が
新幹線に興味を持つのかが初めて分かりました。
彼女たちは前日の早朝、グリーンビルの空港からまず2時間の
フライトでシカゴに到着し、5時間待たされて成田行きの便に
乗り換え、日本まで13時間かかったので疲れている様子。
宿泊先の新横浜国際ホテルまで送り、夕食を一緒にとって解散。
翌日のオリエンテーションでは、1ヶ月の日程などを説明。
「ホストファミリーは英語が話せるのか」との質問にある委員が
「日本人は皆6年間英語を学校で習っているので、少なくとも
単語は分かるので大丈夫」となかなかうまく答えていました。
その後歓迎会が開かれ、たまたまこの日が誕生日のダニーを
みんなでお祝いして、来年4月に日本からサウスカロライナに
派遣する4人を紹介し、終始たいへん和やかな雰囲気でした。
これはメンバーのパーソナリティによるところが大きく
専門的な職業の人が多いのですが、みんな本当に明るく朗らかで
私たちは1日で旧知の仲のようにすっかり親しくなりました。
国勢調査
- 2010年9月30日 08:51
明日は5年に一度の国勢調査が実施される日です。
10月1日現在でそこに3ヶ月以上住んでいる、あるいは
住むことになっている人が対象です。
今年の調査は他人事ではありません。私も調査員なのです。
9月1日にエポック中原で説明会があり
水色の紙袋に入った「調査員キット」が配られました。
その中は原口総務大臣からの任命状
国勢調査員証と腕章、ボールペン、消しゴム、定規と
すべて削ってある鉛筆が1ダースなどです。
鉛筆は何に使うのかと思ったら貸出し用とのこと。
どうして12本も要るのでしょうか?余ったものは返すのでしょうか。
また小さな白い箱があり、開けると中身は何と防犯ブザー。
さすが世界一安全な国、このような配慮までされているとは!
国勢調査は日本で始まったのかと思ったら大間違いで
紀元前3000年のエジプトや中国でも見られたそうです。
アメリカでは1790年以来、10年おきに行われ
日本では1920年(大正9年)ちょうど当社の創業の年に
1回目の国勢調査が行われ、今年が第19回目です。
「今年は楽になった」とは何回もやっている先輩の調査員。
今までは調査票を配布して、それを一軒ずつ回収していたのが
今回から返信用封筒で送ることで良くなったからです。
私の担当は72所帯で、まず23日に受け持ちの全世帯を
回りましたが、半分近くは留守で26日にもう一訪問し
それでも不在のところはポストに投函しました。
(写真下:不在のお宅用の連絡メモ)
15日までが回収期間でそれを過ぎたら未提出世帯を催促し
調査経過を記録した世帯一覧などを26日に区役所に提出して終了。
ちょうど忙しいところなのですが何事も経験、社会奉仕の精神で奮闘中です。
(社長)
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