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市川社長のブログ

元住吉

  • 2011年1月17日 20:49

先週の土・日に第13回目の「未来をのぞく住宅展」を
中原区木月にある川崎市国際交流センターで開催しました。
2日間で約30名が来場して、7組の建築家の展示を見たり
住宅についての談義を交わしたりしました。

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この施設は元住吉駅から徒歩8分の静かな住宅街の真ん中に
位置しています。今、中原周辺では催し物や会合を行う会場が
あまり無くて、この会場を借りるのにも毎回抽選などで
たいへんな思いをして確保しなければなりません。


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1日目の終了後にはモトスミ・ブレーメン通りのビルの中にある
海鮮料理の居酒屋「オリエンタル」で参加した建築家との
懇親を深めました。

このお店のオーナーは当社のお客様で、雰囲気は大衆酒場
といった感じですが、新鮮なネタを破格の値段で提供するので
いつも混んでいて、同じフロアに新たに「別館」ができていました。


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元住吉の商店街は昭和22年に20店舗で発足しました。
いま川崎市内の商店街はどこも苦戦を強いられていますが
ここだけは別で、いつ来ても多くの人で賑わっています。

平成元年にモ-ル化が完成し、名称も住吉西口商店街から
モトスミ・ブレーメン通りに改名しました。地域に根ざす
活気のある商店街として全国的にも名が通っているようです。
名称の「ブレーメン」は、ドイツのブレーメン市に由来し
文化活動の一環として「ブレーメン音楽祭」が毎年行われています。


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元住吉駅は1926年(大正15年)の開設で、2006年にはリニューアル
工事が完成し、ホーム上には太陽光発電設備が設けられ、駅の電力の
15%を供給していますが、これは鉄道駅では最大級だそうです。

2008年には目黒線が日吉まで延伸しました。元住吉駅の乗降客数は
東横線の各駅停車しか停まらない駅の中では最も多いそうで
調べてみると新丸子駅の約2.5倍あったのは意外でした。背景にある
住宅の集積も活発な商店街を支えている一つの要素なのでしょうか。


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   当社が99年に施工した川崎ブレーメン通郵便局

ランチェスター戦略

  • 2011年1月 8日 18:18

昨日、当社が加盟している不動産チェーンERAの
新春セミナーに参加しました。ERAは今は「住生活グループ」の
傘下ですが、親会社は横浜ベイスターズの買収(結果は不成立)や
レオパレスの株の取得など昨年、何かと新聞紙上を賑わしていました。


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テーマは「小さい会社こそがNO.1になるランチェスター経営戦略」で
講師は㈱フォスターワン代表の坂上仁志氏です。私は年間通して
色々なセミナーに参加しますが、このような講師は初めてです。
私たちが眠らないようにするためか、あるいは講演内容が頭に入るように
するためか、かなりユニークなことを参加者全員にさせるのです。

まず始める前に縦と横に10までの数字が書いてあって
その交差したところに縦横の数字の合計を書いていく「100ます計算」を
制限時間1分でやらせます。私は1回目は約半分、2回目が6割ちょっと
のところで終わりました。まずこれで脳を活性化させるとのことです。


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講義が始まると40ページ近いレジュメの全てを参加者に順番に読ませ
途中で3回ほど、隣の人と向き合って内容について討論させます。

1868年にロンドンで生れたF.Wランチェスターは
第一次世界大戦のときの戦闘機の数とその損害量について研究し
ある法則を見つけました。これがランチェスターの法則です。

太平洋戦争時にアメリカ軍はこれに着目して太平洋の島々での
日本軍との戦闘で、必ず3倍の兵力を投入して次々に勝利しました。
これをマーケティングに置き換えたのが「ランチェスター戦略」です。

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         坂上氏の著書(左)とレジュメ


「強者」は広域戦、遠隔戦、集団対集団の戦いでいいが
「弱者」は局地戦、接近戦、一騎打ちに持ち込むこと。
結論として“このセミナーで覚えて頂きたいこと”が4つ。

それは①「弱者」は ②「差別化」して ③「一点集中」して 
④「NO.1」になること。これを2時間の講演の中で何回か
全員で”声を出して人差し指を立てながら”唱和させられるので
物覚えの悪い私でさえも、これだけは忘れないで帰りました。


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   会場のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(舞浜)

講 談

  • 2010年12月25日 13:49

今週、上野で講談を聞く機会がありました。
場所は松坂屋の向かいにある上野広小路亭です。
講談は江戸の三大話芸(落語・講談・浪曲)の一つといわれ
十年数年前にロータリークラブの例会で神田陽司という人の
講談を聞いたのが私の初めての体験でした。


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講談というと扇子で台を「パパン、パン、パン」とたたく
パフォーマンスくらいしか知らなかったのですが、そのときの
赤穂四十七士の一人の大高源吾の逸話を描いた講談には
本当に引き込まれました。

宝井其角という俳人が、討ち入りの前夜にみすぼらしい身なりの
俳句の弟子でもある大高源吾に両国橋で偶然会い、別れ際に其角が
「年の瀬や水の流れと人の身は」と上の句を読むと源吾が
「あした待たるるその宝舟」と返すのです。これは源吾が貧しいので
どこかへ仕官でもしたいのだろうと其角が勘違いするところから
物語は吉良邸討ち入りに向かって進みます。

映像もBGMも舞台装置もない中で、講談師が語り始めると
あたかも自分がその場に居合わせるような臨場感に包まれるのです。
落語も同じですが、これは日本の誇る素晴らしい文化だと
そのとき初めて気がつきました。

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今回見たのは知人が通っている講談教室の発表会で
先生の神田香織さんの挨拶で会が始まりました。出演者は13名で
知人はまだ始めて1年未満なのに、あまり上手なのにはビックリ。


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またトリを勤めた人は江戸の儒学者、荻生徂徠が世に出る前の
極貧暮しのときに、豆腐屋の上総屋からかけられた情けを巡る人情話を
徂徠、豆腐屋夫婦、使いの者などの声色を巧みに使い分けて表現し
「この人はプロの講談師だ」と言っても誰も疑わないような見事な演じようで
私は非常に感銘を受けました。

最後は全員で端唄の「木遣りくずし」を歌って終了しましたが、実は
私はこの歌だけはちゃんと歌うことができるのです。何故ならもっぱら
洋楽好きな私が一時期、端唄を習っていたことがあったので・・・


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リノベーション

  • 2010年12月22日 17:55

先週の土曜日、建築家で不動産コンサルタントの
㈱ブルースタジオの大島芳彦さんを講師にお招きして
お客様セミナーを開催しました。

衣食住のうち例えば「食」では畑で取れた1本何円かの大根が
卸しから八百屋を経て料亭で料理として出されたときには
数百倍の値段になっている。それに比べて「住」の付加価値は
少なすぎるのでは、というところから話が始まりました。

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日本の総世帯数は約5000万世帯で、住宅総数は5760万戸。
つまり760万戸は空き家でそのうち賃貸住宅は409万戸に上り
既に人口減少に転じている日本は、建物をどう維持して活用するかが
ポイントの時代になる、というのが大島さんの見解です。

建物を改修する方法には「リフォーム」と「リノベーション」があり
前者が元の機能に戻すための改修に対し、後者は用途や機能を変更して
性能を向上させたり価値を高めたりすることです。

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ブルースタジオでは中古マンションの改修も数多く手がけており
家具のコレクターや自転車愛好家の住まいなど、各々の生活に応じた
フルオーダーリノベーションに対応しています。

一人住まいの典型である「ワンルームマンション」は
プライバシーが確立され、オートロックの装備はあっても
「隣に住む人が誰か分からない」という怖さが逆に生じていて
近年「シェアハウス」という形態が増えてきている背景には
このような単身者住居の反動がある、と大島氏は話されました。

シェアハウスは、他人同士がある部分共同生活をしてもそこには
「他人だから成し遂げられるモラル」が存在し、あまり個人の生活に
お互い踏み込むことはない、という指摘も納得させられます。

またブルースタジオは古い木造アパートの再生にも力を入れており
大田区大森町の案件は、昭和30年代に建てられた7棟のアパートを
「昭和」の雰囲気を残して再生し、新築と同等の家賃で貸しています。


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               (パンフレットより)

入居者が価値観さえ共有していれば、プライバシーや音の問題も
気にならない・・・ここではピザ釜を自分たちで作ったり、正月に
餅つき大会をしたり。隣人の気配を感じながら生活することで心地よい
コミュニティが出来ている。一つの「住まいの理想」を見た気がしました。

ダンスパーティ

  • 2010年12月13日 10:01

先日、お客様からダンスパーティのチケットを
いただきました。その方は学生時代以来約40年ぶりに
ダンスを始めてアマチュアデモに出場することになったとのことで
先週の土曜日その華やかなダンスパーティに参加しました。


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デモの合間にダンスタイムがあり、背筋をスッと伸ばして
カラフルな衣装を着た颯爽と踊るカップルのなかには
明らかに80代と思われる女性も見受けられました。

私たちのテーブルにもダンスのお誘いが来るのですが
私のダンス暦?は30年以上前に確か大崎の駅の近くで
伯父が主催しているサークルに1ヶ月参加して
3回習ったのみで、それから一度もしたことはありません。


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そのうち踊れないと言っていたK君が席を立ち(写真上)
女性インストラクターのリードで踊り始めたのにはビックリ!
能ある鷹は爪を隠す、そこが日本人の奥ゆかしいところ?

社交ダンスはSocial Danceと思っていたら、これは和製英語で
正しくはBallroom Dance(舞踏室の踊り)というそうで
12世紀ごろヨーロッパの王侯貴族の間で踊られたワルツ
(ウインナワルツ)がその起源のようです。

調べてみると日本のダンスホールは大正7年に鶴見の花月園に
開設されたのが始まりで、今まで風俗営業法の規制を受けていた
というのは意外で、「Shall We Dance ?」のヒットなどを背景に
1998年にやっとダンススクールが、その適用除外になったそうです。


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終了後、会場の鎌倉パークホテルを後にして
歩いて長谷寺へ向かいました。私はきれいに整備されたお寺より(写真上)
途中にある饅頭屋や古い旅館のある風景に惹かれます。(写真下)


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それからオバマ大統領が立ち寄った鎌倉大仏に行って、帰りに
小さな喫茶店を見つけました。このようなお店は中原周辺にはもう
ありません。最後に長谷駅から江ノ電に乗ったのですが、駅舎のクリスマスの?
イルミネーションが古都鎌倉にふさわしくないのが残念でした。


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