市川社長のブログ
ライズコート交流会
- 2013年12月19日 12:14
今年8月に完成した当社で建設・管理する3棟目の
ペットケアマンション「ライズコート」の入居者交流会が
14日に行われました。目的は入居して間もない方たちの
コミュニケーションの場にすることと、当社としても
住み心地など生の声を聞くことです。
武蔵中原駅から徒歩12分、1LDKから2LDKタイプ
全45所帯のこのマンションは、エントランスの手前に
ペットの足洗い場とうんちダスト、駐車場の脇にはドッグラン
を設置し、管理室はペットケアルーム兼用になっています。
共用部分で交流会を行うのは難しいことが分かり
屋外にあるドッグランにテントを張って会場を設営。
屋内にちょっとした集会ができるくらいのスペースが
あれば理想的だと思いました。
カップルで参加が約半数、ペット同伴者も何人かいて
開始後すぐに皆さん打ち解けていて、交流会のことを
友達に話したら驚いていた、という人もいました。
またここを決めるまで物件をいくつか見たか聞くと
気に入ったので比較せずすぐ申込んだと言っていました。
この日は当社がペットケアをお願いしている㈱アドホックの
スタッフも3名参加。参加者から以前の住宅のドッグランは
アスファルト舗装で、ここは砂利敷きでどうか聞かれると
色々試した結果、アスファルトは汚れや臭いが落ちにくいので
いまは砂利を奨励しているとのこと。
また大型犬を飼っている女性が犬が飛びついてきて
困っていると言うと犬に、だめ!などと言っていないか?
犬は褒められていると思いますます飛びつくそうです。
無言で犬を何度も押し戻し、リードを使った躾け方を
トレーナーが廊下で実地にやって見せました。
またおやつを褒美にやらない躾け教室も行なっているそうで
犬の飼育も奥が深いものなのだと、とても感心しました。
伊勢神宮
- 2013年12月 7日 09:10
12月1日、2日と伊勢神宮に行ってきました。
20年に一度の式年遷宮が行われた神宮に詣でるため
「六社会」つまり溝口神社管内の6つの神社の氏子
約180名が集合してバス5台を連ね一路伊勢へ。
今年62回になる遷宮。第1回は持統天皇の時代の
西暦690年といわれ、20年に一度の遷宮の理由で
営造技術の伝承という説明がありますが、建築に携わる
多くの人々に仕事の機会を与えることもあったと思います。
道中のバスの中で溝口神社の鈴木宮司が
「神道は6世紀に伝来された仏教とも長い間共存し
創始者や経典もなく、宗教というより日本の文化
ではないか」と言われたことが強く印象に残りました。
私たちはまず夫婦岩で有名な二見ヶ浦の二見興玉神社へ
立寄りました。古来、伊勢神宮の参拝の前にここで
沐浴を行なうことが慣わしだったそうです。
伊勢神宮の外宮に到着後、まず昨年建てられた
「せんぐう館」を見学。建物も素敵ですが外宮全体の
1/20の縮尺の精緻な模型がなかなかのもので、制作費は
これだけで数千万円は下らないでしょう。
時間の関係で外宮の参拝は翌日に。私たちは神社関係者
ということで中まで入ることができました。新殿参拝後
古殿の敷地内へ。木部が直接雨に当る部分の老朽が進み
特に茅葺き屋根の傷みが20年の歳月を感じさせます。
次に内宮へ移動。五十鈴川にかかる宇治橋を渡り、右手の
河原で手を清めたあと、新しい社殿を参拝しました。
ここには賽銭箱がありません。自らのことを願うのではなく
神様に感謝するための場所だからとのこと。祈りの本義は
対価を求めないこと、という考え方にあらためて共感し
20年ぶりの伊勢神宮を後にしました。
ロータリー平和センター
- 2013年11月23日 16:09
国際基督教大学(ICU)で私たちのロータリークラブの
移動例会が21日に行われました。今年当クラブは
ICUの大学院に学ぶ、ロータリー平和フェローの米国人の
クリストファー・ケイドさんのホストクラブになっています。
ロータリー財団が設立した平和センターは、ICUほか
世界の6つの大学で平和や紛争解決等の国際問題研究を目的に
毎年100名以上のフェローを選出し、授業料や生活費を
支給しています。ICUには2002年に大学院の修士課程に
設置され、毎年10名位のフェローを受け入れています。
この日私たちはICUの60周年記念事業として建設され
ロータリーも資金の一部を寄付してできたダイアログハウスで
昼食を取った後、平和センターの方やケイドさんのお話を聞きました。
ケイドさんはテキサスの大学を出てニュ-ヨークの
ロースクールで学んでいたとき、学校から十数ブロックしか
離れてなかったワールドトレードセンターでの飛行機テロに
遭遇したのがきっかけで、平和を研究テーマにしようと思ったそうです。
例会終了後私たちはキャンパスツアーに出かけました。
ダイアログハウス内の国際会議ができる(3か国語の同時通訳可)
会議場を見学、外に出ると「Participate!(参加し敢行しよう)」
という東ヶ崎初代理事長(日本人で初めての国際ロータリー会長)
が掲げたテーマが石版に刻まれていました。
次に昭和初期に実業家の別荘として建てられた泰山荘を見学。
紅葉に映えるこの建物の一帯は素晴らしく、茶室、書院、表門
など歴史的価値が高く、国の登録有形文化財になっています。
校舎の本館は昭和16年に着工した旧中島飛行機の研究所を戦後
ヴォーリズが改修設計したものを未だに使用。その後耐震補強を含む
改修工事が行われ、とても70年を経た建物とは思えませんが
建て直しの話があるそうで、もしそうなったら大変残念です。
これだけ自然の残っている環境で学ぶ学生数はわずか3,000人。
私は日本の大学の中でも特異な存在であるICUと関わりを
持てた幸運に感謝するとともに、ぜひこの勉学の環境を将来とも
残してほしいと切望するものです。
川崎市長選
- 2013年10月29日 20:16
一昨日の日曜日、川崎市長選挙がありました。
結果は福田紀彦候補が、自民・公明・民主3党推薦の
秀嶋候補を破り、戦後5人目の市長に選ばれました。
得票は142,672で、票差はわずか2,858でした。
川崎市長選をひも解くと、昭和46年に戦後6期務めた
金刺市長の7選を阻止して市長になった伊藤三郎氏は
市の労働組合出身で革新市政と呼ばれました。
しかし5期目にリクルート事件が起こり、病気もあって
任期半ばで辞任、次に当選したのが市の教職員組合出身で
助役になっていた高橋清氏でした。
高橋市長は4期を目指した平成13年の選挙で、元自治省の
阿部孝夫現市長に敗れ、その後阿部氏が3期務めたのです。
そして平成21年の3期目の選挙で初出馬したのが宮前区
選出の県会議員で37歳だった福田紀彦氏です。
福田さんと初めて会ったのはこの頃で、私が名刺を出すと
「松沢知事の秘書時代、御社に行ったことがあります」
と言われました。当社会長は松沢氏を支持していたのです。
その後倫理法人会などで時々一緒になりましたが
昨年夏のある朝、武蔵中原駅前で演説をした帰りがけに
当社に寄り、川崎の福田さんを支援する経済人が毎月集まる
催しへ誘われたことが応援するきっかけになりました。
彼との不思議な縁を感じたのは私が昨年6月に訪問した
アメリカ・サウスカロライナ州のグリーンビルという
小さな町の大学を、彼が卒業したことが分かったことです。
私は一昨年ロータリーのGSEプログラムでサウスカロライナ州
から来日した6名の職業人をお世話し、うち3人がグリーンビル
在住で、その中の一人を昨年この町に訪ねたのでした。
父親の赴任で渡米してジョージア州アトランタの高校を出た
福田さんはグリーンビルのファーマン大学に進学しました。
福田さんにグリーンビルの絵葉書を上げたら「ここに住んでいた
アパートが写っています!」と言われたのには私もビックリ!
またその時私が撮った写真に彼の出た大学も写っていたことも
分りました。(公園のようなところで大学とは思いませんでした)
140万都市という雲をつかむような地域で、組織の応援もなく
3党相乗り候補に勝利したのはまだ信じられない感じです。
戦後70年近い川崎市政に奇跡が起こったのです。
未来に輝くサイエンス
- 2013年10月22日 18:08
先週末行われたロータリーの地区大会で
東京理科大学学長の藤嶋昭さんの「未来に輝く
サイエンス」と題する講演を聴きました。
藤嶋さんは東大大学院在学中「光触媒」反応を発見し
近年ノーベル化学賞候補にもなった科学者です。
酸化チタンを使い水に太陽光を当てて酸素と水素が出来る
ことを31才で発見、学会に発表したが酷評され英国の雑誌
「ネイチャー」に取り上げられ、欧米で先に評価されました。
光触媒は汚れを分解する力があり、酸化チタンを塗った
タイルや、ガラスの曇止め効果もあるので車のミラーにも
コーティングされ、交通事故の減少にも貢献しています。
まずアインシュタインの相対性理論から話が始まり
重力によって光が曲がって進むという理論が100年後に
GPS衛星の時計の進みを調整し正しい位置情報を発信
することに応用されているというのは新鮮な驚きでした。
藤嶋さんは子供のために絵本作家カコサトシ氏と共に
「太陽と光しょくばいものがたり」を出版しています。
この作家の「ピラミッド」は4500年前に2.5tの巨石
260万個をどのように削り、運び、積んだかが描かれ
「万里の長城」という絵本もあるそうです。
さらに藤嶋さん自身「世の中ふしぎ400」「子どもと
読みたい科学の本棚」という絵本を出しています。
ファラデーが少年少女に語りかけた「ロウソクの化学」
ガリレオが自作の望遠鏡を見て書いた「星界の報告」等の
紹介があり"科学少年"ならずとも興味を引かれました。
昨年12月藤嶋さんは東京理科大に、子供のための本棚
コーナーを設けました。高名な科学者がここまで
子供たちの能力を伸ばすことに心を傾けていることに
感銘を受け、私自身未来を担う子供たちに出来ることが
何かあるのか自問しました。
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