- 2016年7月26日 20:15
1月に城南信用金庫の近隣店舗の合同講演会に参加した
ときの講師は岩崎由純さんで、テーマは「ペップトーク」。
人を前向きにさせるとてもいい話だったので、当社社員にも
聞かせたいと、先週末の全員集会で話をしていただきました。
岩崎さんは日体大を卒業後、アメリカ・シラキューズ大学の
大学院に学び、現在NECレッドロケッツのアドバイザーです。
留学中体感した「ペップトーク」の魅力を普及させようと
現在全国で講演会を行っています。
「ペップトーク」とはアメリカ発の、スポーツの試合前に
選手たちを励ますため監督達がかける言葉を指します。
これが日本でも有名になったのは、2011年女子ワールド
カップの決勝戦でアメリカと対戦し、PK戦になった時の
中村監督の言葉「思いっ切り楽しんで来い!」でしょう。
この時「絶対負けるな」とか「シュートを外すな」と言うと
選手はその場面を頭に浮かべて萎縮してしまうのです!
「三振だけはするな」ではなく「ボールをよく見て打て」。
失敗ではなく成功のイメージを植え付けるのです。
そして何でもプラスに考えること。両足を失って車椅子で
競技をする選手がスクリーンに映し出されました。彼女の
言葉は「私には車椅子があるのです!」失ったものを
数えるのではなく、今あるものを考える・・・。
セルフペップトークとは自分に対して良い言葉を言い続ける
こと。イチローが小学生の時書いた作文には「一流のプロ野球
選手になる」「契約金は1億円以上が目標」と書かれています。
教育現場も同じで「どうして分からないの?」ではなく
「どこまで分かったか考えてみよう」と肯定的に言う。
岩崎さんは最後に、1984年のロス五輪のマラソンで
スペインのロペス選手が金メダルを取ったとき、一役買った
逸話を披露し「誰かのドリームサポーターになろう」と
締めくくりました。私たちも周囲の人(自分も含め)の
夢の実現をサポートできるよう言葉を磨きたいものです。