- 2016年7月 6日 18:01
約10年前にオープンした「キッザニア」は子供たちが
実際いろいろな職業を体験できるというテーマパーク。
当社でも子供が建築の一端を体験できるイベントを毎年
行っているので、とても興味があったのですが、子供連れ
でないと入場できないと思っていたら、企業向けツアーが
あることが分かったので申込み、先週見学してきました。
有楽町線の豊洲駅から少し歩くと巨大な「アーバンドックららぽーと
豊洲」が見えてきます。この地域は関東大震災のあと、瓦礫で
埋め立てられた工場地帯でしたが1988年有楽町線が開通してから
開発が進み、この建物は石川島播磨の造船所跡地にできたもので
その3階にキッザニアがあります。
キッザニアの本社はメキシコで、1999年にオープンしました。
日本では東京に3年遅れて2号店が関西に開店し、現在世界では
19か国に26か所のキッザニアがあるとのこと。
空港の受付カウンターの形をした入口から中に入ると
実際の約3分の2のサイズの街並みが出現します。そこには
60の店舗があり、いろいろな仕事が体験できます。
仕事の報酬は「キッゾ」という貨幣で支払われ、それで
買い物や食事ができるだけではなく、銀行で預金をして
カードを使いATMで「現金」をおろすこともできるのです。
しかも口座は15歳になるまで有効で、この一連の体験は
子供心にどう響くのか、想像するだけでも楽しくなります。
建設関係はかつて大成建設、大林組が出店していましたが
今はダイワハウスのみ。住宅の外壁、ベランダ、庭の3チーム
に分かれて、それぞれ緑化するというもの。建設スポンサーが
少ないのはちょっと気になりました。
当社の地域イベント「コンクリート祭り」が今年4回を迎え、また
昨年はマンションの現場で小学6年生が現場見学を行いました。
キッザニアだけでなく、こうした子供が実際に職場経験ができる
機会がもっと広がることを願っています。