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東京建築カレッジ

  • 2016年5月 2日 17:03

この春工業高校の建築科を卒業した2人が当社に入社
しました。一人は施工管理志望、もう一人は大工希望です。
実は2年前に入社した社員が3か月で大工になりたいと会社を
辞めたので、昨年学校を訪問して聞いてみると、大工志望の
生徒は確かにいるというので、推薦をお願いしました。

ただ大工志望の受け入れは初めてなので、ある会社の紹介で
「東京建築カレッジ」という職業訓練校へ2年間通わせる
ことにしました。月曜から木曜は仕事をして金曜・土曜日と
この学校の授業を受けます。

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先週江東区の実習所を訪問して、今年入学した生徒は23名で
建築科新卒が1/3、あとは他業種からの転向組という説明を聞きました。
年代は20~40代ですが、過去の最高齢は物理の先生だった58歳で
その人は今この学校で数学を教えているそうです。

東京建築カレッジは1996年、ドイツのマイスター制度を
モデルに設立され、建築現場での実働と、登校して木造建築の
基礎と技術を学ぶというカリキュラムになっています。

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校舎の横にある2×2.5間の木造の建物は、昨年の1年生が
建ち上げたもので、この10月には新入生がこれをまず2週間で
解体した後、土台、柱など4組に分かれて建てるそうです。

またこの建物ができた後、横方向から力を加えて耐震性能の
実験を行うそうで、自分たちが建てた建物がどのくらい地震に
強いか実感できるのはとても意味のある事だと思いました。
さらに「技能五輪」にも挑戦でき、まず1月の東京都の予選
から始まり、10月の全国大会を目指すそうです。

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2階の教室では2年生の構造力学の授業が行われていましたが
実務と並行して学ぶと、より頭に入り易くなると思います。
そのせいか一般の学校より意欲的な授業の雰囲気を感じました。

当社でも「ものづくり」を希望する若者を、このような機関の
サポートを得て、今後も積極的に受け入れたく思います。


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