進化する「アゼリア」

先日、川崎駅で降りた折にノートを買おうと思い
リニューアルの終った地下街「アゼリア」に久しぶりに
行って案内係に聞くと、ある書店を教えられました。

その書店の文具コーナーへの途中に長テーブルがあり
本を読んでいる人がいます。内装も従来のものとは随分違う
感覚でアゼリアは大きく変ったのだ、ということを実感しました。

そんな折、川崎商工会議所で「進化する川崎商業」と題する
セミナーが先週開かれ、アゼリア・リニューアルの総合
プロデュースを務めた島村美由紀さんのお話を聞きました。

東口にアゼリアが開業したのは1986年。その後2006年
には西口に「ラゾーナ川崎」がオープン、ここは全国3300の
ショッピングセンターで第2位の売上だそうです。その間
アゼリアでは30年間大きな改修は行われませんでした。

階段を降りて正面のサンライト広場の周囲は「店格」の高い
店舗を誘致。確かに以前の印象とは異なる店構えで、その
一つ「箱根ベーカリー」は内装費に1億円をかけたとのこと。

　　　　　　　　　箱根ベーカリー

　　　　　　　　　　ヴェレダ
　　

川崎の10年間の人口の伸びは111％で政令指定都市では
No.1で、川崎駅の乗降客数は125％も増えている。また
川崎市の所得水準は決して低くなく、県下では5位とのこと。
（第1位は鎌倉市、4位が横浜市）

そして川崎区の人口構成は50代以上が約4割を占め、
川崎市の平均を上回っていることから新生アゼリアは
「優良な大人層」を取り込むことを目標の一つとしました。

オープン後、工芸品を扱う「雲花」では高い商品から売れている
とのことで、この狙いは的中しているようです。

　　　　　　　　　　　雲　花　

またカフェは13か所もあって、セミナー終了後にコーヒー
１杯590円の丸福珈琲店に入りました。関西が本店で
創業80年の店の味は濃厚でほろ苦く、今は見かけない
角砂糖が置いてあります。
川崎に来たときにちょっと落ちつける場所ができました。