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おもてなし企業

  • 2015年11月18日 18:33

とてもユニークな経営をしている廃棄物リサイクル業
埼玉県の石坂産業の見学会に先週参加しました。
きっかけは2代目社長の書いた著書を読んだことです。

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私が興味を持ったのは、会社敷地がなんと16万坪!で
(ほとんどは借地)その8割を里山や公園として整備し
会社の見学者が昨年は8,000人を超えていることです。

1999年、ダイオキシン汚染の問題が起ったとき
これが誤報だったにも係らず、住民から反対運動がおこり
建てて間もない焼却炉を廃炉にしたことをきっかけに
全天候型の工場を建設し、地域との交流を始めました。

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この会社は従業員の応対がまるでサービス業のようです。
工場内では作業員が作業の手を止めて「いらっしゃいませ!」
と私たちに挨拶するのには驚きました。

ここは解体現場から持ち込まれるものを廃棄ではなく
リサイクルすることを目指し他工場で、今では再資源化率が
95%と平均の75%を大幅に上回るまでになっています。


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社内には40講座の「石坂技塾」があり、社員は10講座
以上取るのですが講師は社員が中心というのも驚き。また
「安全衛生委員会」など6つの委員会もあり、社員が自主的に
学べるよう会社がおぜん立てをしているのを感じました。


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2013年には経産省の「おもてなし企業50選」に選ばれました。
この基準は「地域・顧客との関係を徹底的に強化することで、
価格競争に陥ることなく、顧客のニーズに合致したサービスを
継続的に提供し、顧客・地域社会から愛される経営を実現している」
ことです。これは当社が目指すことそのものです!


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石坂典子社長は「当社の単価は他社の1.5倍」くらいだが、
今ではこのような活動を知った発注先から、指定されることも
あると言っていました。時間の関係で敷地の半分しか見られなかった
のですが、社員が生き生きとして働く素晴らしい会社でした。

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