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2015年8月 Archive
多摩川の花火
- 2015年8月24日 22:06
久しぶりに多摩川の花火を見に行きました。今年は
世田谷と川崎側に加えて調布の花火も同時開催でした。
花火というと遠い子供の頃のぼんやりとした記憶が思い
浮かびますが、大きな音が怖くて喜んで行った記憶がありません。
一度小杉会館の屋上から見たことがあり、それが家族と行った
最後と思うのですが、高校の頃だったか時期は思い出せません。
私は基本的に人が大勢いるところは好きでないので
その後行ったことがなかったのですが、ちょうど10年前
アメリカからの交換留学生が我が家にホームステイしたとき
数十年ぶりに彼を連れて花火を見に行きました。
様子がまったく分からず、二子新地駅で降りて多摩川の
土手に向うと、道路はラッシュアワーの電車並みの混雑で
身動きが取れず、身の危険さえ感じました。
結局土手の下の住宅街まで下がって花火を見たのですが
彼に感想を聞いたら「アメリカの100倍良かった!」と
言ったのがとても印象に残っています。
さて今回行くことになったきっかけは、娘が久地駅から
近い所が穴場らしいので子供を連れて行きたいというので
久しぶりに孫の子守り役を兼ねて行ってみました。
南武線が久地駅に着くと、何と半分以上の人が降りて
駅前で待っている人も一緒に多摩川に向うではありませんか。
これが穴場か、と疑いながら歩き土手に着いて河原を見下すと
人は多少いても何とか座ることは出来そうなので一安心。
最初の花火の音で孫は泣きべそをかきましたが
それからは大人しくしていました。1時間はあっという間で
終了10分前には混雑を避けて河原を後にしました。
後から投稿されたクライマックスの映像を見たら、次は
何とかして最後まで見届けようと思わせる程のものでした。
湖水地方とスコットランド その3
- 2015年8月16日 16:38
イギリスの運河のことはテレビ等で知っていましたが
リンリスゴーにも運河があることが分かったので
宮殿の隣の聖マイケル教会に寄ったあと、キャナルセンター
の周辺を歩くと様々なナローボートと行きあいました。
その後エジンバラ郊外のメルヴィルキャスル・ホテルへ。
18世紀にメルヴィル家の居城として建てられ、1991年から
ホテルとしてオープンしましたが、2夜続けてインド系の
ファミリーの披露宴が行われていました。ゲートから車で
入って暫くしても建物が見えてきません。広大な敷地は
6万坪あるとのこと! 客室はわずか32室です。
ホテルで再びコリンと待ち合わせをしてエジンバラ市内へ。
彼推薦の海べりのシーフードのお店でジャズの生演奏を
聞きながら、先日の車のお礼に昼食をご馳走しました。
そのあと私たちは市内が見渡せる小高い丘へ行きましたが
都会のすぐ近くに意識的に自然を残しているよう感じました。
翌日の最終日、まずエジンバラ城へ行ったのですが
夏のフェスティバルを前に多くの観光客が押し寄せ
入場チケットを買うのに約40分待ち。
元々岩山の上にできた古代からの要塞で、一番古い建物は
12世紀にできた教会堂とのこと。様々な建築物も見ごたえが
ありますが、ここからのエジンバラ市街の眺めは素晴しく
いつまでも飽きさせません。
城はオールドタウンと呼ばれる中世の街並みが残る地区にあり
目抜き通りでは色々なパフォーマンスが行われていました。
これに対し鉄道駅の反対側がニュータウン。私たちはここで
18世紀末に建てられたジョージアンハウスを見学しました。
日本を発ったのは猛暑日が続いている頃で、旅行中は精々
20℃止まり。南のロンドンでも日本の最北端より北なので
当然なのですが、カントリーサイドの絵のような風景と
涼しさが特に印象に残った旅でした。
湖水地方とスコットランド その2
- 2015年8月15日 14:58
ハイアムホールに2泊して、3日目の午前中で
書道教室は終わりました。その後私たちは小澤さんと
スコットランドの小さな町、リンリスゴーへ。
ここの市民ホールでこれから書道展が開かれるのです。
生徒のコリンが私たちをリンリスゴーまで車で送って
くれることになり、途中にある自宅にも寄らないか
と誘われて、お茶をごちそうになりました。
初対面の外国人でも自宅に招くのは英国流の「おもてなし」。
そこへいくと日本はどうでしょうか。残念ながら知らない
お客様に対し、このように開かれているとは言えません。
着いた宿泊は1階がパブで2階に部屋という日本にはない
B&B型のホテルですが、スタッフはとても感じが良く
地元のロータリークラブの例会場だったのにはびっくり。
リンリスゴーは人口5000人の小さな町で、宿から
スコットランド女王メアリー・スチュアートが生まれた
リンリスゴー宮殿まで歩いて行けます。
今は廃墟となっている城内、周囲の湖、中世の街並み
そのままの目抜き通り...。こんな素晴らしいところに
観光客の姿はほとんど見られませんでした。
翌日は小澤さんの知人のトムが、エアという町を案内して
くれました。人口約5万人、ここは「蛍の光」の作詞者の詩人
ロバート・バーンズの生誕地としても有名です。
まずバーンズ博物館に立ち寄ったあと、バーンズの作品で
有名な「ブリガドーン」という石橋へ。次にすぐ上の前の庭園を
散策してバーンズが生まれたというコテージを見学しました。
宿への帰り道トムは不思議な公園に案内してくれました。
そこには「ケルピー」という頭が馬の形をしたスコットランドの
幻獣のとても大きな金属製の彫像が建っていたのです!
湖水地方とスコットランド その1
- 2015年8月14日 15:41
5年ぶりにイギリスを訪ねました。目的地は
湖水地方とスコットランドですがまずロンドンで一泊。
気温は20℃以下、薄いコートを羽織っている人も。
ヒースロー空港から中心部に向う車窓から見える建物は
一様に古く日本とは全く違います。新しそうな建物でも
築100年くらい?と思われました。
最初の夜はロンドン在住の友人夫婦とその知り合いの
夫婦とおいしいインド料理を楽しみました。翌朝は
列車で約3時間、湖水地方北部のペンリス駅で下車。
そこから車で約30分でハイアム・ホールに到着です。
1828年に建てられたこの館は、今はカルチャーセンターとして
使われ、2階が宿泊施設になっています。ここで知人の書家、
小澤蘭雪さんが夏期の書道教室を行っていて途中参加しました。
ホール到着後、他の日本人の生徒さんとドライバーを雇い
まずバターミア湖へ。約1時間半のウォーキングで
清々しい湖畔の3分の2位を歩きました。
ホールに戻って夕食後に夜の部の書道教室に参加。
きちんと習うのは中学校以来でしょうか?現地の人も
漢字やひらがなを書いているのにはビックリ!数年
習っている人もいて、日本文化が浸透しているようです。
翌日はまず湖畔の町、ボウネスへ。ここからフェリーで
ウィンダミア湖を渡りニア・ソーリー村へ。「ヒルトップ」
はピーター・ラビットの生みの親、ベアトリクス・ポターが
住んでいた家です。周辺はとてものどかでこの本が出版
された100年前と変らない風景が保たれているのでしょう。
私たちは湖水地方北部の中心地ケズウィックまで戻り
近くのダーヴェント湖で約1時間遊覧船に乗りました。
さらにこの近くには石をいくつか並べたストーンサークル
がありました。いつ、誰がつくったかとても不思議です。
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