- 2015年6月22日 11:53
当社では木造のメゾネット型賃貸住宅が新築賃貸
建物の半数近くまでなっています。その理由は
RC造より利回り(年間賃料/建築費)が良いこと、
投資金額が比較的少なくすむことで、不動産部では
入居者が決まり易いことを挙げています。
しかし最近、木造の工事費が上昇してきたので
工事部では木造の工法の研究を昨年から始めましたが
なかなか成果が上がらない折、木造一戸建て賃貸の
「ユニキューブ」導入をある会社から提案されました。
私たちはその後都内のセミナーに参加し、2階建て
床面積が70㎡の木造の工事費が1000万円以内で収まり
標準工期が2カ月ということに魅力を感じて、
開発した下関市・安成工務店に実地見学へ行きました。
この会社は以前から知っていましたが、現地に行って
とても感心しました。社員は100名を越え、売上は5つの
グループ会社のものを含めると全体で約140億です。
まず私たちは本社に付属する木造のセミナールームで
話を聞いたのですが、そこは無垢の家具やアクセサリー
を販売しているセレクトショップを併設していました。
そのあとユニキューブのモデルハウスを見学。
ガルバリウムとサイディング貼りの外観はモダンで
3LDKの間取りは2階に13帖のLDKがあり、内装も
東京圏でも十分受け入れられる仕上げでした。
さらに約30分バスに揺られ、断熱材を製造・販売して
いる関連会社へ。原料に新聞古紙を利用した断熱・調湿性能
の高いセルロースファイバーを使う「デコスドライ工法」で
ユニキューブは壁体内無結露の20年保障をしています。
これは2020年からの次世代省エネ基準にも適合しており
私たちもこれをきっかけとしてまだ先と思っていた新基準を
前倒しして、省エネ化を進めて行く必要性を感じました。