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「異次元」ではなく「異常」

  • 2015年4月 3日 18:47

昨日、今年初めての小泉進次郎議員のモーニング
セミナーがありました。講師は冨山和彦氏で
テーマは「日本経済、持続的成長への挑戦」。

長期的に生産性が経済成長の基本であること、など
話が長引き、20分も超過して終わりました。

長いものには巻かれろ (1).jpg

長いものには巻かれろ (2).jpg


私は次の予定があるので時計を見ながら、その後の
小泉議員の話の途中で退席を考えましたが、結局
以下の内容を最後まで聞いてしまいました。

「日銀の異次元金融緩和が言われているが
今の政治は異次元というより私は異常だと思う。
これから話す話を聞いた人は何かもやもやしたものを感じて
今夜の居酒屋での酒の肴になるかもしれない。

私は『従業員の給与を上げよ』と安倍さんが言うのは
おかしいと思う。今日も午後、政府と経済界、労働界の
代表の協議会があるが、政府が賃上げを要請したことも
あって、トヨタ、日産などがベアに踏み切った。

長いものには巻かれろ (3).jpg


私はまだまだ日本は変わってないなと思う。
『お上』という意識が強すぎる・・・。
社員は自分の給料が上がったことを政府のおかげ
と思うのだろうか、それとも?

言うまでもなく企業は自立しており、結果は自己責任。
努力して業績が上がれば当然賃金もアップするだろう。
それは企業が判断し評価されるべきことだ。
これに政府はどこまで踏み込んでいいのだろうか?
またこれが中小企業まで本当に波及するのだろうか?」


長いものには巻かれろ (4).jpg

賃上げについての内閣の方向性と、"長いものには巻かれろ"式
の日本人特有?の考えを、彼は率直に批判しました。安倍内閣の
大臣政務官であるにもかかわらず・・・。このように自分の考えを
ぶれずに発言できる政治家は稀有だと思います。


長いものには巻かれろ (5).jpg
          会場の東京プリンスホテル

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