- 2014年12月 5日 18:28
かつて当社ではふつうなら建設会社では外注している
木製建具を社員職人が自社製作していました。さらに私が入社した
頃まで材木についても同様で、原木を購入しそれを製材して
在庫し、直営で木材事業を行っていたのです。
かつての製材所(昭和55年頃)
もちろん現在木製建具は100%外注で、旧建具工場では
ミスタービルド中原が発注する仕事を、当社のOB職人が
一人細々と行っていましたが、それも今年で終了しました。
この建具工場を新サービス推進のコンサルをお願いしている
F-INCの萩原さんに見てもらったら、この木材加工の機械を
使いたい人たちは結構いる、と言われたのです。
論より証拠、先週都内でこのような設備のあるところを
案内してもらいました。目黒駅近くの「メイカーズベース」は
もともと3階建ての工場を「モノづくり」に携わる人たちが
自由に利用できる施設にそっくり転換したものです。
まず入り口にあるのが木工スタジオで、当社の建具工場より
一回り小さい感じで工作機械といくつかの作業台が並んでいました。
その奥は金属加工のできるスペースで鉄骨工場のミニ版です。
また入口左は陶芸のスタジオ。ちょうどろくろを回している
人がいて照明器具の笠は陶器、多分ここで作られたものでしょう。
中原地区で陶芸をしたい人はどこまで行っているのでしょうか?
2階は受付カウンターのほか、3Dプリンターのあるデジタル
スタジオとミシンがたくさん並んだテキスタイル、縫製スタジオ。
3階はギャラリーとカフェスペース。このリンゴ箱でできたような
キッチンは目からウロコで、私もDIYで作りたいくらいです!
昨年8月にオープンしてからの会員数を聞くと、プロから
アマまで約2,000人。しかも広告はせず、すべて利用者の口コミ
とは驚きました!「ものづくり」にチャレンジしたい人たちがそれほど
多いのなら当社の新城倉庫を改修して「中原工房」を立ち上げ
是非その拠点にしたいという気持ちが沸々と湧いてきました。
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