- 2014年6月10日 15:24
ロサンゼルス・オリンピックの体操の金メダリスト、
具志堅幸司さんの話を聞く機会がありました。冒頭
「成功の秘訣はイメージを具体的に想い浮かべること」と
こんな話から入りました。
前日の失敗で5位で臨んだロス五輪の決勝の日、会場へ
向うバスの中でこれから自分が演じる種目すべてが頭の中で
流れ、優勝を勝ち取りそれに感激して涙しているところで
我に返り、決勝が始まるのはこれからなのだと思ったそうです。
体操を始めたきっかけは小学6年のとき見たメキシコ五輪。
大阪の清風高校に入学、体操部に入ったとき先生にうまく
乗せられ?1年生全員でインターハイ優勝の目標を設定。
それから朝会うと「優勝!」、帰るとき「インターハイ!」
この挨拶を3年間続けて、見事目標を達成したそうです。
物事を成し遂げるにはこれ位徹底しなければいけない・・・
次にイチロー選手が小学校6年のとき「僕の夢はプロ野球の
一流選手になることです・・・中日か西武に入り、契約金は
1億以上・・・」と書いた作文が紹介されました。
具志堅さんはまず夢を書くことが第一。次に指導者はそれを
伝えること。言い方を変え、場所を変え、繰り返し言い続ける。
「どう言ったか」ではなく「どう伝わったか」が大切、と強調。
私も描いている夢を実現させるためには、まずそれを具体化
したものを書き、繰り返しそれを話して伝えなければいけない
と目から鱗が落ちる思いでした。
彼は大学3年のとき練習中に足首を骨折、体操はもうできない
と言われたのを克服。さらにその後アキレス腱を切ったときは
体操はやめようと思ったが、同僚や恩師の励ましで思い直し
イメージトレーニングを始めて再度復活。「ピンチの時本気になり、
本気になれば何かが変わる」とふり返りました。
最後に、義足でハイジャンプをする選手が映し出されました。
高校のとき交通事故で右足を失ったその人は「失ったものは
右足だけ。得られたものはもっと多い」と言ったそうです。
私たちは何と恵まれていて、これからできることが多い
のでしょうか!見方を変えれば自分を変えられるのです!