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2014年6月 Archive
中目黒界隈
- 2014年6月24日 09:47
先週末、日本橋での知人の彫刻家の個展へ行く途中
用事があり東横線の中目黒でいったん下車しました。
私はこの駅には特別な感慨を持っています。
48年前の1966年4月から6年間、毎朝この駅で下り
バスに乗り換え学校に通ったのです。そして当社に入る
直前まで勤務していた会社もここが最寄駅でした。
山手通りに覆いかぶさるようにホームがある構造は
当時のままで、ただ山手通りが拡幅工事で広くなり、
ホームから眺める風景が少し変ったように感じました。
さらに最近横浜寄りにもう一つ改札口が出来ていました。
駅を背にして山手通りを右に入るとすぐ目黒川に
ぶつかります。かつては台風のときなど水位が上がり
架っている橋ギリギリまでになったのを記憶しています。
今では川の両サイドには、アパレルやカフェなどしゃれた
お店が軒を連ねていますが、私が以前の会社にいたときは
「ヨハン」というケーキ屋があったくらいだと思います。
また知人の建築家の妹さんがこの道沿いに、きもののお店を
最近開いたことを聞いていたので立ち寄ってみましたが、さすが
置いてある浴衣や和風小物、店主の出で立ちもハイセンスでした。
駅に戻るとき代官山側の丘の上にそびえ立つ超高級賃貸
マンション「キングスホームズ代官山」が見えました。
3,000坪の敷地には屋外プールまであり、バブル以前の
1975年にこれだけのものを建てたのはやはり驚きです。
そびえると言えば駅の反対側にある旧千代田生命本社。
2000年に会社が破綻し今は目黒区役所になっているこの建物は
私がこの駅を利用し始めた1966年に村野藤吾の設計で完成。
この建物が掲載された雑誌が家にあった気がして本箱を探すと
当時の「新建築」が出てきました。今回初めて訪れてみて、その
独特のデザイン性は50年近い年月を経ても保たれ、一時代を
代表する事務所建築が現存していることに安堵しました。
成功の秘訣
- 2014年6月10日 15:24
ロサンゼルス・オリンピックの体操の金メダリスト、
具志堅幸司さんの話を聞く機会がありました。冒頭
「成功の秘訣はイメージを具体的に想い浮かべること」と
こんな話から入りました。
前日の失敗で5位で臨んだロス五輪の決勝の日、会場へ
向うバスの中でこれから自分が演じる種目すべてが頭の中で
流れ、優勝を勝ち取りそれに感激して涙しているところで
我に返り、決勝が始まるのはこれからなのだと思ったそうです。
体操を始めたきっかけは小学6年のとき見たメキシコ五輪。
大阪の清風高校に入学、体操部に入ったとき先生にうまく
乗せられ?1年生全員でインターハイ優勝の目標を設定。
それから朝会うと「優勝!」、帰るとき「インターハイ!」
この挨拶を3年間続けて、見事目標を達成したそうです。
物事を成し遂げるにはこれ位徹底しなければいけない・・・
次にイチロー選手が小学校6年のとき「僕の夢はプロ野球の
一流選手になることです・・・中日か西武に入り、契約金は
1億以上・・・」と書いた作文が紹介されました。
具志堅さんはまず夢を書くことが第一。次に指導者はそれを
伝えること。言い方を変え、場所を変え、繰り返し言い続ける。
「どう言ったか」ではなく「どう伝わったか」が大切、と強調。
私も描いている夢を実現させるためには、まずそれを具体化
したものを書き、繰り返しそれを話して伝えなければいけない
と目から鱗が落ちる思いでした。
彼は大学3年のとき練習中に足首を骨折、体操はもうできない
と言われたのを克服。さらにその後アキレス腱を切ったときは
体操はやめようと思ったが、同僚や恩師の励ましで思い直し
イメージトレーニングを始めて再度復活。「ピンチの時本気になり、
本気になれば何かが変わる」とふり返りました。
最後に、義足でハイジャンプをする選手が映し出されました。
高校のとき交通事故で右足を失ったその人は「失ったものは
右足だけ。得られたものはもっと多い」と言ったそうです。
私たちは何と恵まれていて、これからできることが多い
のでしょうか!見方を変えれば自分を変えられるのです!
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