- 2014年2月15日 16:00
当社はかつて小、中学校の工事を毎年のように
施工していた時代がありましたが、「箱物」を作るだけ
ではなく将来を担う子供たちと触れ合う機会を作ろうと
十数年前から夏休み工作教室などを開催して来ました。
内装デザイン等をお願いしている木村倫香さんの
所属している日本商環境設計家協会(JCD)が小学校で
デザイン体験の「出前授業」を行っていると聞いて大変
興味を持ち、昨日行われた杉並区立浜田山小学校での
「出前授業」に私も参加させていただきました。
JCDのSodaという委員会がこのデザインの楽しさを
子供たちに伝える活動をしているのです。
SodaはSeed of Design Awardの略で"デザインの芽を
育てる"という意味を込めているそうです。
まず委員長の新藤さんから様々な材料を使って
"空間に魔法をかける"のがデザイン、という説明があり
背景の色や照明を変えると見え方がどう変わるかを実演。
その後6年生の2クラスが6人ずつ10班に分かれ
「スーパーSPA浜田山店」など予め色々な名前を
つけたお店を、約2時間で用意されたタイル、床材
布地などを使って店舗模型を作っていきます。
各班には一人ずつSodaの委員が付き、アドバイスや
固い材料などをカットするお手伝いをするのですが
私は始めて1時間経った状況で、あと1時間で本当に
できるのかと心配しました。
お昼になり私も一緒に給食を食べたあと午後は作品発表の
時間です。そこで行なわれた各々のプレゼンは想像以上で
子供たちが本来持っている創造力にあらためて感銘しました。
専門家が子供と関わり合いを持つことで、彼らの感性を
伸ばし、デザインに興味を持つ子が現れれば職業が
社会貢献にもつながり、とても素敵なことです。
今度、当社が施工した小学校(私の母校)へ行って
この出前授業を取り入れるよう話をしてくるつもりです。