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2013年7月 Archive

賃貸住宅フェア2013

  • 2013年7月31日 19:53

昨日、今日は年1度の東京ビッグサイトの賃貸住宅
フェアです。ある中原の地主さんと入口付近ですれ違い
「何人も知っている人に会ったよ」と言っていました。

ここに来る人は不動産・建築業者と賃貸オーナーですが
今日あたりは明らかにオーナー層が多い気がしました。


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会場内に何か所か設けられているセミナー会場は
どこも満席、立ち見が出ている状況でした。
特に今回は建築家の安藤忠雄さんの講演があって
これは予約制ですぐ一杯になり聴講できませんでした。

私が聴いたのは不動産コンサル会社の社長の話で
"部屋を借りる時代からサービスを求める時代"
"「貸家業」は「副業」ではなく「サービス業」"
という言葉は印象的でした。


2013賃貸住宅フェア1.jpg

今回は明治大学理工学部の学生の取組み「萌大空間
スタイリング」のブース出展を見ることです。
これは賃貸の空き物件の早期の申込みを取る一手段
として、学生が作った段ボールの実物大の家具を部屋に
設置するというものです。

当社の不動産部でも一部の空き部屋に家具を入れて
モデル化を図っていますが、決まり方が早いのです。
やはり入居者もガランとした部屋よりは、具体的な
生活をイメージしやすく、申込みに繋がるようです。


2013賃貸住宅フェア4 (1).jpg


2013賃貸住宅フェア5.jpg

全ての空き部屋に家具を置けばよいのですが
コストや運搬の問題があり実現できなかったところ
昨年数社の不動産会社が集まり、明治大学建築学科の
園田研究室とのコラボレーションが実現したのです。

8月には一通りの段ボール家具が当社に納入される予定で
これをうまく活用して、空室の期間をできるだけ縮めて
オーナーの収入増につなげていきたく思います。

称名寺

  • 2013年7月28日 15:14

南武線の鹿島田駅を降りて商店街を左に進み
府中街道の手前を右に折れてしばらくすると
称名寺の立派な山門が見えてきます。
浄土真宗大谷派のこの寺院の創建は鎌倉時代で
本多和さんは第30代のご住職に当ります。


称名寺.jpg


称名寺1.jpg
             本   堂

当社と称名寺との関係は昭和50年に施工した
庫裡の改築工事から始まり、それから今まで数度に
渡って増築や修繕工事をさせていただいています。
この度も、庫裡の2階の部屋の間取りの変更と
外部の下見板の張り替え工事を行いました。

称名寺は赤穂浪士と縁の深いお寺としても
知られており、所蔵している討ち入り後の四十七士の
姿を描いた「紙本着色四十七士像」は昭和60年に
川崎市の重要歴史記念物に指定されています。


称名寺1-1.jpg
             庫   裡

称名寺3.jpg


称名寺の門前に住んでいた軽部五兵衛という百姓は
鉄砲洲にあった江戸赤穂藩の上屋敷に出かけて
屋敷内から出た下肥をもらっていました。

「松の廊下」の刃傷事件で江戸屋敷が明け渡しに
なったあと、赤穂浪士の1人の富森助右衛門という人が
その縁で軽部五兵衛の敷地内に寓居を建てたそうです。

京都を発った大石内蔵助一行は討ち入りの1ヶ月半前に
この家に10日ほど滞在して討ち入りの十カ条を起草し
各地の同士に発信したあと、江戸に向いました。


称名寺4.jpg

称名寺には前述の「四十七士像」のほか内蔵助の書や
お面などが残されており、討ち入りが行われた12月14日には
毎年これら遺品が一般公開されています。

多摩川を渡ればすぐ東京というのが川崎の立地ですが
300年前に内蔵助たちが、平間村を討ち入りの最後の準備を
する場所として選んだのはその立地によるところと推測され
これは隠れた郷土史の1ページだと思います。

国際基督教大学とロータリー

  • 2013年7月 6日 19:58

東京・三鷹市の国際基督教大学(ICU)がロータリー
クラブと深く関係していることを最近知りました。
それは私がこの度ロータリー平和フェローシップ
委員会に属したことがきっかけです。

ロータリー財団は世界で6つの大学の修士課程に
平和、親善、紛争解決等に関する研究を行う「ロータリー
平和センター」を置いて奨学金制度を創設しました。
その大学の一つにICUが含まれているのです。

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先月は第10期生の卒業発表があり、私は初めてICUを
訪れましたが、敷地が20万坪近くある広大なキャンパスに
まず驚かされました。都内でこんな森の中の大学があるとは...。

中島飛行機の研究所跡に1953年に開学したICUは
日本人で初めて国際ロータリーの会長を務めた東ヶ崎潔氏が
その創立に関与し、初代理事長に就任しています。

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         東ヶ崎潔記念ダイアログハウス

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               同 食堂

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              東ヶ崎 潔氏


アメリカで生まれ、ジャパンタイムスの社長等を務めた
東ヶ崎氏は戦後日本のロータリー復興と国際社会への復帰に
努力しました。2010年にはICU内に「東ヶ崎潔記念
ダイアログハウス」という複合施設が完成、10期生の発表は
この建物内で行われました。


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         挨拶するICUの日比谷学長

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         発表する第10期の平和フェロー

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          第10期、第11期の平和フェロー


私は9月から始まる第12期の留学生のカウンセラーになり
10日にアメリカから来日した平和フェローのクリストファーさんを
成田空港へ出迎え、その日彼は当家に泊まりました。

ダルビッシュのTシャツを着てきた彼はテキサス出身で
長崎県の対島で1年間英語を教えていた経験があり
ワシントンで数年の弁護士活動のあと、日本を本拠とする
NGO「ヒューマン・ライツ・ナウ」に今は所属しています。

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  成田空港で「YOUは何しに日本へ?」の取材を受ける


ICU (1).jpg

静かな感じの青年で、当家ではピアノの腕前を披露して
くれました。モーツァルト、ベートーヴェンからジャズまで幅広く
同じくピアノが好きな私と気が合いそうでホッとしました。

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