- 2013年3月19日 17:57
今日は、当社から歩いて3分の大戸小学校の
卒業式に出席しました。今の校舎は平成17年3月に
当社を中心としたJVが施工、完成させたものです。
72回目の卒業式は138名が巣立っていきましたが
その中には6年生4クラスとたんぽぽ学級(障害児クラス)
の5人が含まれていました。
たんぽぽ学級は、私が卒業した3年後の昭和44年に
設置されました。当時は中・重度の障害児には就学が猶予
されていた時代で全国でも先進的な取り組みだったそうです。
そのあと稲田小、東桜本小、麻生小にも設置されました。
大戸小学校では3年生が遊びや音楽、ゲームなどを
通してたんぽぽ学級と1年間交流を図っているそうです。
このような体験は、障害者を特別視しないで共に生活できる
ような社会を築いていくのに少なからず役立つことでしょう。
さて卒業証書はまずたんぽぽ学級の児童から。亀山校長から
証書を授与される後姿を見ていると、ここに至るまでの
ご両親や先生方の心情がよぎり不意に涙で目が曇ってきました。
校長先生は「小学生の時は運動が苦手だった人がスポーツ
大会で優勝するなどこれから皆さんは大きく成長する時期に
入ります。それには"こうなりたい"と強く思って本気で努力を
重ねること。」と卒業生にはなむけの言葉を送りました。
そして6年生は私の好きな「仰げば尊し」に代って
今卒業式の定番?の「旅立ちの日に」を全員で合唱しました。
『白い光の中に 山並みは萌えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ
限りなく青い空に 心ふるわせ
自由を駆ける鳥よ ふり返ることもせず
勇気に翼をこめて 希望の風にのり
この広い空に 夢をたくして
いま 別れのとき
飛び立とう 未来信じて
はずむ若い力信じて
この広い この広い大空に』
47年前を思い出すと私だけ別の中学への進学だったせいか
別れの寂しさを未知への期待感が上回り、クラスの皆が泣いて
いた中で、一人「広い大空へ飛び立とう」という心境でした。
全ての卒業生に"大きく羽ばたき、未来を信じて素晴らしい
未来を自ら作り上げてほしい"と願わずにはいられません。