- 2012年11月 6日 18:28
先日、珍しく近くにある大戸小学校から授業参観の
案内が来ていたので3日の祝日に行って見ました。
今の教育は私が受けた頃とあまり違っていないのでは
という疑問が私にはありました。高度成長時代とは
すっかり変わった今の世の中で、教育が変わらなくて
時代を変えてくことはできないのです。
人と自分とは違う、ということから教育が出発する
欧米と、なるべく人と違わないよう目立たないよう
結果として教育?される日本。今の停滞している状況が
皆と同じことをやっていて打破できるとは到底思えません。
そんな先入観を持って、たまたま6年生の社会の時間で
秀吉の検地と刀狩りがテーマの授業を参観しました。
まず田んぼに農民数人と武士がいる絵を見せて、これは
どんな場面だと思うか質問します。意見が出てそれを次々
白板に書いたあと、秀吉が検地役人に出した手紙を読ませます。
何をしている場面か分かった後、これは農民にとって得なのか
そうでないのかを発表させ、また秀吉にとってのメリットは何か
意見を求めて白板にそれを書くのですが、意見を言った人の
名前を冒頭に必ず書くのが強く印象に残りました。
自分がその立場ならどう考えるかをまず発表させて
違う意見にも耳を傾けてから資料を読むので、頭に入り易い
と思うし、何より自ら考え、発表する力が付きます。
私はこの授業の進め方に驚き、児童が積極的に発言するのに
さらに驚きました。この先生が特別なのでしょうか?それとも
教育の方向が基本的に変わってきたのでしょうか?
私が先日、全社員を集めて話した今期の行動目標の一つが
「自ら考え、自ら行動しよう」なのです。社員一人一人が自分で
もの考え、他と違う行動をしていかなければ、競争に勝ち残れない
現代、教育に期待するところは余りに大きいのです。
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