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2012年10月 Archive

南アフリカからのお客様・その2

  • 2012年10月31日 14:00

15日、来日したGSEメンバーの歓迎会がありました。
また来年南アフリカに派遣される日本チームがそこで
紹介されました。その一人が当社の工事部の林明子です。
(写真下・中央)


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当日は南アフリカ駐日大使も参加され、ポリオワクチンの
接種など貧しい人々への同国のロータリーの活動や
私たちに対して謝意を述べられました。(写真上)

GSE委員としての私の担当は先週1週間で、地域の主な
企業やメンバーから要望のある場所を回りました。


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月曜日に訪れたサントリーの商品開発センターでは
映像での説明のあと、異物の混入や、匂いが変などの
クレームのついた商品を分析する部署で話を聞きました。

そのほとんどが製造工程以外が原因ですが、混入物を
分析してそれを消費者に説明するのが仕事とのこと。
万一製造の過程で起ったことが分かった場合は即刻
市場からすべての商品を回収するそうです。


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午後は川崎市長と交通局、まちづくり局を訪れました。
交通工学のエンジニアのクリシュナのリクエストです。
「混雑時にバスを優先的に通すようなシステムはあるか」
との質問に「川崎駅から臨海部までで信号がバスを感知して
変わる経路がある」そうで市民でも知らない人が多いのでは?

まちづくり局では川崎市の1日の交通事情を市内から市内、
市内から市外、単なる通過の3つに分けた統計がありました。
これによると平成42年まで交通量は増え、通勤などで
市内から市外に移動する量も今より増える予測です。


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当社が管理している賃貸建物では都心へ通勤している人の
割合が多いのですが、さらにあと20年は増え続けるという
予測は当社にとっても価値のある情報でした。
これは川崎市では将来とも私たちの仕事が減らない
ということが公けに裏付けられたことになります。

南アフリカからのお客様・その1

  • 2012年10月29日 19:23

25から40才までの社会人をお互いの国に
派遣して職業研修や文化体験を行うロータリーの
GSEプログラムは今回が最後になりました。

今月13日、南アフリカチームの5人が来日しました。
彼らは1ヶ月間横浜と川崎のロータリーの会員宅に
ホームステイしながら企業訪問などを行い、私たちGSE
委員は1週間単位で彼らのお世話を担当します。


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今回は特に専門性の高い職業を持っているメンバーが
集まりました。団長でロータリー会員のシャーンは
栄養士で、一昨年は地区統括のガバナーを務めました。

バヴェニーは原子力発電所に勤務するエンジニアで
アニーは公認会計士、ガイは人体の立体アニメーター
クリシュナは交通工学のエンジニアで、それぞれ関係する
企業などを5回訪れるのが決まりになっています。

シャーンは20日から1週間、当家に滞在しました。
職業柄からか食べるものには気をつけているようで
当家の野菜中心の食事はピッタリだったようです。


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21日の日曜日にクリシュナも一緒に東京見物に行きました。
まず明治神宮です。都会の真ん中のあれだけの緑の空間
に驚き、隣接の原宿の喧騒との差を楽しんでいました。

表参道で昼食を取ったあと浅草へ。仲見世や浅草寺を見た後
地下鉄に乗り竹橋で下車。地上に出るともうそこは皇居の
お堀端で、ここでも浅草の賑わいから一転した静寂さに
感銘を受けていました。


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平川門から東御苑に入り、大手門から出てリニューアルの
終ったばかりの東京駅へ向かいました。約100年前の姿に
復元された赤レンガ駅舎は日本の中心にふさわしい重厚さで
バブル期に超高層ビルに建て替える計画もあったようですが
考えただけでもゾッとします。


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招かれたコンサート・その2

  • 2012年10月16日 13:07

2つ目は「オペラの殿堂」ウィーン国立歌劇場の
公演でリヒャルト・シュトラウス作曲の「サロメ」。

会場は「クラシック音楽の殿堂」東京文化会館。
ここでコンサートを聴くのは20年ぶりくらいです。
1961年にできた前川國男設計によるこのホールを
久しぶりに訪れて、建物の威厳に打たれました。


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上野駅の公園口を下りるとすぐ目に飛び込む
空に向って大きく反ったコンクリート打ち放しの庇を
列柱が支えている外観は圧倒的な存在感です。


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大ホールのホワイエに入ると右側のレストランの
スペースが以前より広がっていました。
左側の緩やかな大きな階段を下っていく客席への
アプローチはとてもドラマチックな感じです。

中に入ると両袖の壁に付けられた不思議な形の
反響板が強烈な印象で、3階席から六角形になっている
客席全体を見渡すと、そこは別世界のような雰囲気です。


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オペラ自体が非日常的で、それを東京のど真ん中で
違和感なく楽しむのには、このような「入れ物」が必要な
ことが分かりました。それを50年以上前に設計した
前川國男という人は素晴らしい建築家です。

さて演目の「サロメ」の舞台は1世紀、主人公は古代
パレスチナに実在したとされる王女で、恋をした預言者の
首を王様に所望する、というかなり刺激的な物語です。


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私は海外の歌劇場の来日公演を見るのはこれが初めてで
日本語字幕が壁に現れるので助かりました。

100年前に作曲された2000年前の物語を、ウィーンを
代表する歌劇団が演じるオペラ・・・このような非日常の
世界を身近に体験できることの幸せを感じました。

招かれたコンサート・その1

  • 2012年10月15日 10:24

この1週間は2つのコンサートに招待される
という幸運に恵まれました!
最初は東京オペラシティコンサートホールでの
チャイコフスキーのピアノ協奏曲ほかの
東京フィルによるオーケストラコンサートです。

演奏曲目はポピュラーなものが中心ですが、私はここで
初めての経験をしました。時間ぎりぎりでホールに
到着すると背広姿の人たちが我々を出迎え、ホワイエは
ビュフェスタイルで飲食している人で溢れているのです!


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プログラムを見て2度ビックリ!これはグリーンハウス
グループの創業65年の感謝の集いだったのです。
実は当社とこの企業とは浅からぬ縁がありました。

グリーンハウスは日吉の慶応大学の学生食堂の受託がその
スタートで会社設立は昭和34年。それからしばらくして
当社所有の独身寮を長い間借りていただいていたのです。
「グリーンハウスの社長が時々材木を買いに来ていた」と
当社会長がその頃を振り返っていました。


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その後工場や官公庁まで営業エリアを広げ、とんかつ専門の
「サボテン」も開業し、平成2年には業界で初めて店頭公開を
果たし、現在では売上は1,000億円を超えています。

ちょうど上場した頃だったか、それまで木造だった寮を
鉄筋に建て替えて借りてもらう交渉のため、私はその頃
代々木にあった本社へ何度か足を運んだ記憶があります。


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コンサートは朝岡聡の司会でアットホームな雰囲気で進行し
ピアニストはNHKの旅番組などにも出ている仲道郁代。
その容姿と同じようなチャーミングなチャイコフスキーの
演奏を聞かせてくれました。

謝恩のコンサートは今までも時々行っているとのこと。
当社と縁のある会社が成長して、このような形で社会貢献を
していることを知ることができた、うれしい一日でした。


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          旧グリーンハウス独身寮

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