- 2012年5月 8日 21:58
連休の最後の日、目黒の周辺を探索しました。
武蔵小杉から地下鉄に乗り白金台駅で降り
目黒通りを左方向に行くとすぐ白金台の交差点で
一昨年当社で施工した5階建てのビルが見えます。
そこを過ぎると前方に見える緑が自然教育園です。
隣接する庭園美術館は何回か訪れたことがありますが
一度ここへは行きたいと前から思っていました。
古来、このあたりは銀(しろかね)・白銀とも書かれ
武蔵野に栄えた豪族に白金長者と言われた人がいて
地名の起こりになったようで、16世紀には太田道灌の
ひ孫がこの地を治めていた記録があるそうです。
園内に入ると6万坪という広さと、都心にこのような
自然が残されていたことにまず驚かされます。沿革を
調べると江戸時代に大名の下屋敷だったものが明治から
海・陸軍省の管理を経て宮内省所管となりました。
昭和24年から文部省の所管で「天然記念物及び史跡」
に指定されて環境が保護され、国立科学博物館附属の
自然教育園として公開されたのは昭和37年からです。
園全体がコナラ・ケヤキなどの落葉樹、シイやマツ類
などの常緑樹に広く覆われ、小川や池が点在しています。
大きな松の老木は江戸時代の庭園の名残りなのでしょう。
ここは公園と違い広い芝生など人工的なものはないので
子供たちが駆け回る事はできませんが、連休中にもかかわらず
何しろ人が少ないのが気に入りました。
この日は自然教育園を後にして目黒駅を左に折れた住宅街の
レストランで2日遅れのバースデーランチを取りました。
ここはエルガーハウスといって、外国人の住居をレストランに
改造したもので英国風の調度品と、程よく現代的な内装が
よくマッチし、何よりフレンチのコースが美味しかったこと!
この邸宅レストランが事情で6月末に閉店とは真に残念です。
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