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世界らん展

  • 2012年2月28日 22:12

私の属するロータリークラブに今年の初め入会した
都倉八重子さんは、宮崎台の都倉生花店の3代目です。
彼女のお嬢さんは一昨年、ロータリーの青少年交換留学生に選ばれ
1年間ドイツに滞在し、昨年の8月には母娘で成田空港に
ブラジルからの留学生、ガブリエル君を迎えに行ってくれました。

都倉さんがお花の世界では有名な人らしい、ということが
分ったのは「IKEBANA世界遺産クロアチア・ドゥブロヴニク」
というお花の写真集をいただいてからです。


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「アドリア海の真珠」と讃えられるドゥブロヴニクで
都倉さんは2006年の1週間、オランダから取り寄せたお花を
石造りの街に活け続け、写真家・溝江俊介氏とのコラボで
素晴らしい写真集を制作しました。

そのような本を出版したのも都倉さんの輝かしい実績に
基づくもので、世界らん展日本大賞の「フラワーデザインの部」で
1997~99年の3年連続最優秀賞を受賞していたのです。

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世界らん展は1991年から東京ドームで開催されている
最大級の国際蘭展で、今回も18日から始まり一昨日の
最終日に都倉さんが出演するので見に行きました。


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まず都倉さんが担当したキャノンのブースのメイン装飾を
見たあと、胡蝶蘭のトンネルをくぐると日本大賞の受賞作品が
ありました。その先の假屋崎省吾とニコライ・バーグマンの
展示を見ながらイベントステージへ。


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           假屋崎省吾の「蘭の世界」


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         ニコライ・バーグマンの「らんat Home」

2時半からここで都倉さんと若手のデザイナーによる
フラワーパフォーマンスが始まりました。
司会者と軽妙なトークを交えながら、都倉さんは
リラックスした感じでバック、窓のある黒いボード、ブーケの
3作品を約30分で次々と仕上げました。


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都倉さんはこれだけのイベントでもあまり準備をしないで
その場の感覚でお花を活けていくそうで、本当は「大家」なのに
アシスタントもつけず、普段の飾り気のない人柄がそのまま
出ているような素敵なパフォーマンスでした。


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