- 2012年2月26日 12:32
たまたま昨日は、2つのコンセプトマンションの
現場見学会がありました。まず当社施工、一括借り上げの
中原区宮内のペットケアマンション「レモンハウスRS」です。
場所は多摩川べりで素晴らしい環境ですが
武蔵中原駅からは徒歩20分の立地です。初めに
この地の企画を依頼されたとき、駅からの距離を
考えるとペットケアマンションしかないと思いました。
というのは、そこから5,6分離れたところで
当社のぺットケアマンションの第1号「センチュリー
等々力緑地」が成功裏に完成したところだったからです。
エントランスには専用足洗い場や汚物ダスト、室内は
滑りにくい床材を使用、壁にはオゾン脱臭機を設置。
多摩川を見下ろせる屋上はドッグランとして利用ができて
3F建8戸と小規模ですが必要な機能はすべて揃っています。
もう一つは東京・王子の越野建設さんの設計、施工の
3F建1K14戸の「音楽家向けマンション」です。
まず玄関ドアは一般の仕様で台所から居室に入るドアは
簡易防音タイプで、ベランダに面するサッシは二重に
なっていて、その横には遮音性能が高いロスナイ換気扇
(排気の熱で外気を暖めて取り込む構造)が付いています。
音楽マンションというと「完全防音」をイメージ
しがちですが、そこまでコストはかけていません。
一般的な建物より防音に配慮していますが、隣の部屋に
「音が聞こえてもいい」というところが前提なのです。
既に全戸申込みが入り、音大生は5人であとは社会人。
(音大生は4人がグランドピアノ持ち込みとのこと)
つまり正確には「音楽愛好家向け」マンションなのです。
愛好家同士なら隣から漏れる音が決して「騒音」と感じない
ところがポイント。案内してくれた吉井部長はこれを
「お互いさま防音」とうまい表現をしていました。
同じ趣味を持つ者同士が入居することによって
より快適な生活を送ることができる仕組み、これが
本来の「コンセプトマンション」だということを
あらためて認識しました。