- 2012年2月22日 20:51
今日、川崎市内の全ロータリークラブの
会合(Inter-City Meeting)がありました。
テーマは「留学生と文化交流」です。
ロータリーの青少年の文化交流プログラムは
主に東南アジアの大学院生を支援する米山奨学制度と
外国の高校生を1年間受入れ、相手国に日本の高校生を
留学させる青少年交換プログラムの2つです。
当クラブはたまたま昨年8月よりブラジルの高校生
ガブリエルを受け入れたので、当家の次にホストファミリーを
務めた小泉さんがパネラーの一人になりました。
小泉さんは、コミュニケーションには語学力が不可欠で
留学生に対する日本語教育の強化と、何かの時のために
母国語が堪能な人が近くにいることの必要性を訴えました。
別のパネラーの牛山さんは、自分がアメリカの法律事務所に
勤務していたとき、所長が日本の女子高校生を受け入れたが
うまくいかず、週末だけずっとその人が預かったことがあり
4,5年前に突然その女の子から連絡があって聞くと、その後
アメリカの大学に入り、アメリカ人と結婚して幸せに
暮らしているとの報告があったそうです。
次にイラン、中国、ベトナムから来た米山奨学生3人も
パネラーとして討論に参加しました。みんな日本語がとても
流暢なのにはビックリ。私はどうしてもその秘訣が知りたくて
終了後の懇親会でイランから来たシャフィさんに聞いてみました。
彼女はまず17歳で日本の高校に留学し、自国の大学を出た後
慶応大学に編入し大学院まで進み、そこで米山奨学金を得ました。
昨年卒業した後、大学に残り研究員として国家プロジェクト
でもある液晶テレビの研究に取り組んでいるとのこと。
彼女と話していると同年代の日本人より言葉が正確で
表現力が豊かなのには驚きます。他国に学んで自己を成長させて
その国のための仕事をしていることは大変立派だと思います。
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