- 2012年1月30日 09:13
原宿駅の竹下口を降り、駅前の信号待ちをしながら
反対側の竹下通りを眺めるとまさに黒山の人だかり。
表参道の方へは時々行ってもこちらは久しぶりです。
この竹下通りを下って一つ目の細い路地を右入ると、
今までの喧騒が嘘のような静けさと雰囲気のある建物が
軒を連ね、「ブラームスの小径」と呼ばれています。
元々そこは明治神宮の池の湧水が流れ込んでいる
小川だったのが暗渠になって小径が出来たそうです。
外苑前の銀杏並木の脇のレストラン「カフェ・スペーラ」
で毎月行われていたブレーンサービス・フォーラムが
昨年末でこのお店が閉店になったため、開催場所が
この小径にある「ジャルダン・ド・ルセーヌ」に変りました。
道路から階段を上がると正にヨーロッパの邸宅を
思わせる建物があり、中に入って聞くとこちらは
1号館でフォーラムは道路の向かいの2号館とのこと。
2号館の1階は客席の奥にフルコンサートのグランド
ピアノがあり演奏が時折あるようです。私は2階に上がり
待合コーナーで参加メンバーに挨拶をしたあと、向かいの
クラシックな調度品のある部屋で、評論家・荒和雄さんの
「混迷・閉塞感時代を打ち破る提言」フォーラムに参加。
財政改革がままならない日本の将来に黄色信号が灯るいま
チャレンジ精神が萎えてくるような社会システムを打破する
ことが我々の責任、と結び講義は終了しました。
その後はフレンチのディナーで、シュバリエ勲章を
フランスから送られたという山岸総料理長が挨拶に。
東京の面白いところは「若者の町」というイメージの
原宿でも一歩入ると、一時代前のパリにタイムスリップ
したような街路や建物が何気なく出現するところです。