- 2011年12月 8日 13:46
最近、小泉進次郎議員の動向が新聞に載る機会が
多くなってきています。TPP推進派の彼は先日
「民主党の交渉参加宣言は、拙速でなく遅すぎる」
と発言して議院運営委員会の委員を交代させられました。
党の方針に従わない議員を差し替えるというのは
議員一人ひとりが独自の考えを持ってはいけない
ということでしょうか。オリンパスの問題を持ち出す
までもなく、ある立場の人間が自分の意見を持って行動する
ことが大切であり、小泉議員はそこが明快なのです。
今年最後の小泉議員の会(忘年会)が先週ありました。
彼は党の青年局長に選ばれたので、TPPに反対と思われる
地方組織を回ることが多く、先方も初めは反対論者が来ると
構えているが、まず自分の考えを主張すると、意外にも
率直な意見交換ができたとのことです。
彼の主張の一つは「ピンチをチャンスに」です。
1月の党大会で表彰された岐阜の県連は、役員の使い込み
という過去の不祥事を乗り越えて若い人の活性化を図り
今は全国の模範となる組織になりました。
三重県では赤福の社長に会う機会があり、賞味期限切れ
というピンチを改善のチャンスと捉え、昔ながらの
職人のやり方を変えさせ、新商品を開発し、イメージ
ダウンを見事に払拭した話を聞いたそうです。
また四国の丸亀町商店街では、廃業にお金を出すという
珍しい支援制度があり、商売を辞めたところを商店街が
運営会社を作って再開発を計画的に進め、いまは被災地の
気仙沼でも講演を行うくらい、成功しているそうです。
「2年前に新党を作る気持ちで再出発したはずの自民党は
その後まったく変っていない。党のことではなく
この国をどうするのか、という一点で行動することが
唯一信頼を回復できる方法だ」と、締めくくりました。