- 2011年9月21日 10:28
当社のメゾネット「タウンコートⅢ」の基本設計を
お願いした建築家の石井千歳さんの絵画展が
中野ブロードウェイの中の画廊で開催されました。
石井さんはイタリアで6年間設計事務所に勤務した後
帰国して住宅を中心とした設計や、椅子など家具の
デザインも行ない、当社でも杉並区の「茶室のある家」
など何棟か個性的な住宅の施工をさせていただいています。
現在は前橋工科大学でデザインの講師を務めるかたわら
実家に近い木更津で美術教室を始め、今回イタリア在住
時代に撮り貯めた写真をもとに描いた水彩画展を開きました。
イタリア各地の建物をたいへん写実的に、細部まで詳細に
描かれているのが特徴で、スケッチ風の風景画にはない
深みがあり、いくつも売約済のシールが貼られていましたが
3万円からの価格設定は少し安すぎたのでは?
さて会場のある中野ブロードウェイは中央線の中野駅北口の
アーケードの奥にある、地下1階、地上4階の商業施設で
店舗は、おもちゃやゲームソフトやメイド喫茶まで
「サブカルチャー」系のものが大半なのにはビックリ!
興味を持って調べると、建物自体は1966年の完成で
店舗の上部は10階まであり約220戸の分譲マンションで
一時は青島幸男や沢田研二など有名人が住んでいたとのこと。
「オタクビル」のきっかけになったのは、1980年に開店した
マンガ専門の古本屋「まんだらけ」で、ビル内の閉店した店舗を
どんどん借りて、アニメグッズやコスプレ衣装も扱うようになり
1994年には渋谷、1999年にはロサンゼルスにまで出店し
2000年には東証マザースへの上場をはたします。
サブカルチャーとは広くは大衆文化を指し、いわゆる
「オタク」はその一部ですが、海外にもかなりファンがいる
マンガにしても、ここはその出発点なのかもしれません。
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