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日米関係

  • 2010年11月 5日 09:54

外交評論家の岡本行夫氏の話を聞く機会が
昨日の小泉進次郎議員のモーニングセミナーでありました。

岡本氏は1991年に外務省を退官後、橋本内閣や
小泉内閣で総理大臣補佐官を務め、特に橋本内閣のときは
60回以上に渡り沖縄入りして現地との信頼関係を築き
普天間基地の返還移設問題の最前線で活動したとされています。


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まずアメリカの中間選挙で大敗したオバマ大統領については
ブッシュ時代からの負の遺産処理で、今は誰がやっても
うまくいかないし、クリントンも中間選挙で負けた後
再選を果たしている、と日本での報道より楽観視していました。

オバマ政権は驚くほど親日的にスタートしたそうです。
ヒラリーが国務長官に就任して上院でスピーチしたとき
イラク、アフガニスタンの次に日本について言及したが
これだけ日本のことを言い切った政権はなかったそうです。

また昨年11月に来日した際アジア政策のメジャースピーチを
東京で行い、これはオバマ大統領としてはプラハ、カイロに次ぐ
外交演説でしたが、この時のホスト国に対する通り一遍の謝辞と
日本に対しての賛辞とは内容が明らかに違っていたとのこと。

それなのに昨年鳩山さんは14年間かけて交渉し決まっていた
沖縄・普天間について「あれは日米合意ではない」と簡単に否定。
沖縄といえば基地近くに普天間第二小学校があり
危険を避けるため2度に渡って学校の移転が決まったが
いまだ実行されてないといいます。

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なぜなら学校があればマスコミが児童に「飛行機は怖い?」と
インタビューできるので反米軍基地運動のいい宣伝になるから。
岡本氏はこれを「子供を人質に取っている」と非難していました。

小泉議員と岡本氏は、議員がアメリカ・シンクタンク在籍時代に
サンフランシスコとワシントンでの岡本氏の講演を聞いてからの縁で
「年齢に関係なく日米関係の重要性が分かるリーダーが必要」と
小泉議員にエールを送っていました。


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       会場のグランドプリンス赤坂

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