- 2010年7月 1日 15:26
イギリスにはカントリー・ハウスと呼ばれる
16世紀から19世紀に建てられた貴族の館があります。
これらがイギリスには何百もあって、驚くことは
どんなに規模が大きくても今でも家族の住まいとして
そこが使われている、ということです。
ロンドンに戻る途中に寄ったのがその一つで
チャーチルの生家として有名なブレナム・パレスです。
私は1988年にこの前をバスで通ったことがあり
そのとき敷地が何と80万坪もあるということを聞き
どんな屋敷なのかいつか訪れたいと思っていたのです。
まず道路の門を入るとかなり先に建物の門がかすかに見える
のですが、そこまでの広大な芝生や駐車場のスペースだけで
東京ドーム(1万4千坪)がいくつも入るような広さです。
日本の皇居の面積を調べたら約34万坪なので
ここはその2倍以上の広大さで王室の財産ではない個人財産が
どうして次世代に継承できるのでしょうか?日本では相続税法で
3代で資産がなくなるので、まずその違いです。
おそらく税法もその1に書いたように,建物も含めて
古いものが継承できるように作られているのでしょう。
生まれた時、親から受け継いだものがあるのは不公平なので
それを是正するところから法が出来ているのが日本です。
見学後オックスフォードで車を返して、ロンドンへ戻りました。
夕刻、友人の家族とデンマーク料理店に行くことになっていて
行ってみるとそこは「パブ」でみんな立ち飲みをしていてます。
友人のお母様はさぞ驚かれたでしょう。
当夜はWカップの日本対デンマークで、イギリスでは
皆で騒ぎながら観戦するのが一番なので、友人は気を利かせて
くれたのでした。しかも「必勝日本」の鉢巻まで用意をしてくれて・・・
私はオフサイドもよく分からないサッカー音痴ですが
周りをデンマーク人に囲まれ、初めて鉢巻をして応援したせいか?
日本は見事にデンマークを降してベスト16入りをしました。
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