- 2010年7月17日 18:48
藤原京から奈良・平城京に都が移されたのが西暦710年。
今年はそれから1300年の記念すべき年になります。
メンテ・リフォームの子会社のB&Rカワサキの旅行に参加して
久しぶりで(学生時代以来?)奈良を訪れました。
京都から近鉄に乗り換え奈良の少し手前の大和西大寺駅で降り
まず「平城宮跡歴史公園」へ。平城京の中心であった宮跡の
保存を図るため、平成20年に国営公園に制定されたそうです。
正門の朱雀門を入ると敷地の広さにまず驚かされます。
タテ1㎞、ヨコ1.3㎞ほどで天皇の即位式などが行われた
大極殿が遥かかなたに見えてきます。
元の建物の記録はなく同時代のものを参考に復元したようですが
ここに上がり広々とした公園を見下ろして
唐の都、長安を模して碁盤の目のように整然と区画された
1300年前の街にひととき想いを馳せてみました。
遣唐使船も復元されていましたが、こちらも当時の姿を
正確に記述したものはないそうです。この程度の船に
100人以上が乗り込み海を渡ったので、20回くらい派遣して
全船が無事に戻れたのは何と1回だけという苦難の連続で
遣唐使船が四隻だったのはどれか一つだけでも唐に着くように
ということだったそうです。
宿泊場所は興福寺の裏手で、翌日この寺を訪れました。
藤原鎌足の病気の平癒を願って創建したのが起源で
730年築の五重塔は国宝で、猿沢池からの姿は本当に「絵」になります。
その後、東大寺まで歩きました。
南大門が見えるところまで来ると中国や韓国をはじめ
様々な外国人の姿が見えました。年配のお坊さんが
かなり流暢な英語で観光客と話していたのには驚き!
また大仏殿の中もフラッシュ無しなら写真撮影OKで
建物より?グローバルな開放性に感心してしまいました。
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