- 2010年5月23日 17:26
先日、渋谷の宮益坂で研修会があり
少し時間があったので駅の周辺を久しぶりで歩きました。
私は中学、高校と渋谷を経由して学校に通っていたので
ほかの駅にはない格別の感慨が渋谷にはあります。
渋谷・・・私が渋谷という街を認識したのは
さらに小学校に入った頃までさかのぼります。
その頃、親に連れて行ってもらう遊園地といえば
まず「多摩川園」でした。そして何回に1回かは
東横線で渋谷まで足を伸ばして、「渋谷食堂」という
各フロアが全部食堂のビルで食事をした記憶があります。
東横線を下りて渡り廊下を行くと右に東急文化会館があり
9階のプラネタリウムは親に連れられて行ったときのことと
時が経って子供たちを連れて行ったときの思い出が交錯します。
映画館は座席数が千を超える1階の「渋谷パンテオン」が
子供心にも立派に感じました。地下1階には入場料10円で
ニュース映画だけを上映していた「東急ジャーナル」がありました。
そして6階の「東急名画座」はロードショーが330円のころに
入場料が確か100円位で学校の帰りなどよく寄りました。
私にとって渋谷の象徴だった東急文化会館は2003年に閉館し
渡り廊下と東横線の駅舎だけが昔の面影を保っています。
今、文化会館の跡地は地下鉄副都心線が東横線に乗り入れる
2012年に向け、新駅建設のための工事ヤードになっています。
そのあとは商業施設や本格的なミュージカル劇場を含む
33階建ての再開発ビルが建設されるとのことです。
数年後、渋谷駅周辺は一変することでしょう。
私が約50年慣れ親しんだ風景が無くなることは想像したくないのですが
その代わり新副都心線で武蔵小杉から池袋までが直通になり
中原地区はさらに交通の便が良くなるので、それに比べれば
個人的な感慨が多少失われても仕方がないのでしょうか?
(社長)