- 2010年2月 8日 20:53
先週「富士通橘会」の賀詞交歓会がありました。
この会は、中原区周辺で富士通及びその関連会社に
独身寮や事務所などを貸している大家さんの集まりで
26人のオーナーが会員です。
当社も高津区子母口にある「富士通第6新城寮」という独身寮
(写真下)を昭和63年から借りていただき、会員になっています。
この建物は6帖に押入れが付いた部屋が約70ほどあり
大きな食堂とお風呂、トイレが共同で、管理人が常駐する
いわゆる「寮タイプ」と言われる建物です。
富士通は昭和50年代後半から毎年新卒を
3,000人以上採用するようになり、新入社員の寮として
中原の本社の周辺に地主さんと折衝してこのような独身寮を
次々に建築してもらい借り上げていきました。
建物は全く富士通の要望通りのものを作るので
おそらくほかにはつぶしが利きません。したがって
賃料は当時としては破格の、延床当り坪7,500円で
単純利回りは15%くらいになっていました。
それと借上げ条件が良かったもう一つの理由は
昭和40年代後半、富士通は石油ショックのあとに
中原地区で借りていた寮を一斉に中途解約したことがあり
それに懲りて「もう富士通には貸さない」と言う
地主さんが何人もいたからです。
そんな苦い経験があるので、オーナー側も富士通と交渉するときは
団体でできるようにという意味もあって富士通橘会が結成されたのです。
当社の建物は契約期間の10年をとうに過ぎてもう23年になりますが
おかげ様で引き続き借りていただいています。
来賓で出席された富士通の厚生部長さんから
「今期の予測は売上4兆7千億、経常利益750億」という
この不況下では大健闘の成績を聞き、会員一同ホッとしていました。
(社長)