- 2009年10月 5日 13:29
昨日、住宅の工事の地鎮祭がありました。
小田急線、玉川学園駅の北口(写真下)を降りて
町田の方向に300mほど歩いてから
急な坂を右に上り切ったところが現場です。
敷地は2つの道路に挟まれた高台にあり(写真下)
隣地や向かいの家の敷地には樹齢100年?というような
桜の大木がいくつもあってちょうど来春
満開の時期に合わせたようにこの家は完成します。
この地域は昭和初期に玉川学園の開設と共に
開発された文教地区で、山を切り開き開発したため
急な坂や狭い道路が多いのです。
駅前も大きな建物があるわけではなく改札から階段を降りると
道路の向かいに小さな花壇のある植込みがあるのが印象的で(写真下)
勉学や居住環境としては申し分がありません。
学園の創立者の小原國芳氏は鹿児島の出身で
1926年に私立の成城高校の校長に就任しました。
地域一帯の土地をまず買い取って宅地を開発し
私鉄の駅を誘致し、住宅地を分譲した資金で学園を運営していく
という成城の手法を用いて玉川学園を開設したとのことです。
小原氏はしばらく2つの学校の運営に携わっていましたが
ある時期成城学園から身を引き、玉川学園に専念するようになりました。
先生方には特に安く宅地を販売して学校の周囲に住んでもらい
また創立者の夢に共感してここに転居した文化人も多く
現在でも住民に画家や音楽家が多いことで知られています。
玉川学園というとまず浮かぶのが自由な校風というイメージで
高校生でも興味があれば、大学の授業が受けられた
ということを玉川出身の友人から聞いたことがあります。
このようなすばらしい立地に素敵な住宅を完成させようと
建築スタッフは意気込んでいます。
(社長)
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